今日まで一人っ子だと思っていた・・・!
幼い頃に養子に出された女性が、実の4人の兄弟と初対面したというニュースが飛び込んできた!なんと、彼女は御年66歳だ!
アメリカのバージニア州に住むシルビアさんは、10代の頃に自分が養子であるということを一緒に住んでいた両親から伝えられたという。しかし、2人とも実母が結婚していない人だということしか知らず、シルビアさんも自分が一人っ子だということを信じて疑わないまま66歳まで過ごしていたという。
シルビアさんは2度の離婚を経て、自分と血を分かつ人間は娘のナタリーさんだけだと思っていたと話しており、自分に兄弟が4人もいたことに大変驚いているようだ。
では、どうして66歳になった今、自分が他に4人の兄弟を持っているという事実を知ることになったのだろうか?
娘のナタリーさんがサイトに依頼
今から3ヶ月前、シルビアさんの娘であるナタリーさんは、自分の母の祖先に興味を持ったという。
そしてその祖先を探るため、家系を辿るサイトである「Ancestry.com」にシルビアさんのDNA鑑定を依頼した。
このサイトは後にシルビアさん兄弟を奇跡の初対面に導くこととなる。
ナタリーさんの鑑定依頼後、同サイトからナタリーさんは驚くべきメッセージを受け取った。
なんと、「シルビアさんのDNAと非常に似ているDNAを持った人が登録されていて、彼もDNA鑑定を依頼している。」と言うのである。
驚いたのは、シルビアさん親子だけではない。このメッセージは、後にシルビアさんの弟の息子だと発覚するウィリアムさんにも届けられたからだ。
探し続けるも他界したと思っていた
ウィリアムさんもこのメッセージを受信後、彼の父でありシルビアさんの実の弟でもあるビリーさんに報告したという。
すると、ビリーさんは「自分の長年探し続けてきた実の兄弟では・・・」と考えたという。
なんとビリーさんも幼くして養子に出され、自分の出生証明書を見て生い立ちの事実を知り、自分の兄弟を探し続けていたというのだ!
そして、驚くべきことに彼は1970年代に、ナタリーさん以外の2人の兄と1人の姉と会うことに成功していたそう。2人の兄も同様に養子に出されており、姉だけは農家でぎりぎりの生活をする母の元で3歳まで育てられ、両親の離婚後は父親に育てられたのだ。
こうして4人の兄弟が集まった。しかし、残るあと一人の兄弟であるシルビアさんだけは既に他界しているのではないかと、会うことを諦めかけていたらしい。
5人兄弟が集合!
そして、ついに迎えた今年の11月11日、5人兄弟全員がナタリーさんの用意した会場に集結したのだ!!!
こちらが実際の動画。
自分を一人っ子だと思っていた女性と、彼女を死んだと思っていた兄弟のサイトを通じた初対面は、まさに奇跡だと話題になっている。
集うことは叶わないだろうと思われていた5人兄弟が、お互いにキスやハグを交わしながら喜びを分かち合う姿はなんとも感動的。
これからは、兄弟5人、仲良く連絡を取り合っていくそう。娘しか血の繋がった人がいないと思っていたシルビアさんには、一気に4人の家族が増えたのである。
なんだか、筆者も家族や兄弟に会いたくなるような心が温まるニュースであった。