皆さんは地球がどんな形か知っているだろうか?
もちろん、地球は丸い。私はそう教えられ、生きてきた。
私以外にもほとんどの人が「球体である」と答えるはずだ。
しかし、中にはそんな当たり前の常識を信じずに、異を唱えている人々がいる。
地球は平ら
11月9日、アメリカのノースカロライナ州で「地球は平ら国際会議」が行われた。
これは「地球は球体ではなく、平らだ」と信じる人たちが世界中から集まって行う会議のようで、参加者は数百人にも達したそう。
少なくとも100人以上は地球は平らだと信じる人がいることに驚く。
どうやら調べてみると「地球平面協会」なるものがあるらしく、全盛期は会員数3000人を誇っていたとか。(現在は衰退し、かなり減っている様子)
今回の会議がその協会主催なのかはわからないが、私たちが想像する以上に常識に疑いの目を向けている人は多いようだ。
こちらの動画で会議の様子が少しだけわかる。(音声は英語です)
動画でインタビューされている金髪の女性は「どうして地球が平らだと言えるんですか?」という質問に対し、
「まあ・・・ビデオを50時間以上も見たから」
というまさかの返答。
「これ2ちゃんに書いてたから、マジだから」とか言ってしまう痛い中学生に通ずるものがある気がする。
同じく会議に参加したマーク・サージャント氏は地球は平らだと主張しながらも、
「私の言うことをただただ鵜呑みにはしないでほしい。自分は精神病院からでてきたばかりの人間かもしれないし」
と、あくまで自分の考えを持って欲しいともとれる発言をした。
確かに、よくよく考えてみると私が直接地球を上から見たわけではないし、学校で教えられたことも、絶対と言い切れる根拠はどこにもない。
さすがに「もしかすると地球は平らかも・・・?」なんて思うことはないが、彼らの説を完全否定できる自信はない。
どんな考えを持とうと自由なのだから、こういう人たちがいるのも当然のことなのだろう。
俺が証明してやる!!自らロケットに乗った男
そんな地球が平らであること信じる人たちの中には、平らであることを証明するために、自らロケットを作り、空へ飛び立とうとしている男がいた。
彼の名はマイク・ヒューズ。氏は現在上空550mを目指し、ロケットを自作しているのだという。
挑戦はこれが初めてではなく、一度2014年にロケットを完成させるが 、上空420mのところで大破してしまうという経験を持つ。
そのせいで怪我を負うものの、説を確かなものにする夢をあきらめずに、もう一度挑戦を試みようとしていたのだ。
そして、11月25日。ついに完成したロケットでもう一度大空へ飛びたつための準備が整った・・・。がしかし。
航空局の許可を得ることができずに、計画は一時ストップ。
再開の目処は未だたっていない。
地球がどんな形なのか証明するために、1日でも早く再開して欲しいものだ。
こちらは2014年、一度目のチャレンジの動画。
パラシュートに穴があいており、かなり危険な状況だったことがわかる。
世の中には色んな人がいるんだなぁ~と実感させられた。