おっぱい出して何が悪い!?乳首解禁を求め『Free the Nipple(フリーザニップル)』運動の参加者たちが脱いだ結果・・・。

カルチャー

日本ではおめにかかれないトップレス軍団参上!

12月17日、ニュージーランドのミッションベイビーチでおっぱい丸出しの女性たちが現れた。海外には水着を身に着けず裸で自由に過ごせるヌーディストビーチと呼ばれるものも数多くあるがここはヌーディストビーチではない。彼女たちの目的は一体なんなのか!?

女だけ公共の場で脱げないなんて男女差別だ!

夏場の炎天下のもと、ビーチなど公共の場で男性は上半身裸でいる姿はよくみられる。しかし女性が上半身裸でおっぱい丸出しにしている姿はみたことがない。もちろん公共の場でおっぱいを出すと公然わいせつ罪で捕まってしまうだろう。この当たり前に感じることに意義を唱えたのが数人の女性たちだ。

きっかけはアイスランドの女子学生が2015年3月に自身のトップレス写真をFacebookに投稿したことだった。もちろんFacebookの規定によりその画像はすぐに削除されてしまったのだがこれに不平等さを感じた彼女。「これが男性の上半身画像だったら削除されないのはどうして?なぜ女だけが公共の場で上半身裸になることが許されないの!?これは明らかな男女差別だわ!」

そして3月26日彼女は『Free the Nipple(フリーザニップル)』運動を決行したのである。直訳すると「乳首を解放せよ!」。なかなかすごいネーミングであるが彼女の強い意思が伝わってくる。

全世界に拡大した『Free the Niiple』運動にはセレブリティーも参加!

ハッシュタグ#freethenippleはSNS上で一気に拡散され、あっという間に全世界に広まったのだ。マドンナやマイリー・サイラス、リアーナなど海外セレブたちもこの運動に強く賛同し、ナオミ・キャンベルは自身のSNSにトップレス画像を投稿したほどだ。

また、ブルース・ウィリスとデミ・ムーアの娘、スカウト・ウィリスはこの運動に積極席に携わり、昨年には『Free the Nipppe』という映画が公開されたが、この映画には賛同する多くのセレブが出演したのである。

Free The Nipple Trailer

How far would you go for #equality? Free The Nipple opens in select theaters, VOD & iTunes December 12.

Free The Nippleさんの投稿 2014年11月20日

男女平等を訴えるはずが観光客の出現で困惑する事態に・・・。

この『Free the Niiple』運動のためにニュージーランドのビーチに冒頭のトップレス軍団が参上したわけなのだが予期せぬ事態が起きてしまった。それが性的な視線を注ぐ観光客のカメラ撮影だ。アジア系とみられる男性や女性までもが物珍しそうにカメラ片手に彼女たちを撮影しはじめたのである。ニュージーランドでの運動のリーダーでもあるグレース(22歳)はこのように話す。

「私達を性的な目でみて撮影をはじめた観光客に物申してしまったら、今私達がやろうとしている運動の意義に反するものになると思うの。」

まさにその通りである。男女平等を唱え、女性も公共の場でおっぱい丸出しにしてもいいという権利を求めているのにこの観光客たちにクレームをつけてしまうと「見られるのが嫌なら服を着ろ!」ということになってしまうからだ。世界中のこの運動に参加している女性たちはなにもおっぱいだけにこだわっているわけではない。社会における男女平等を求め、そのうちのひとつが公共の場での上半身露出なのである。

日本ではこの運動は流行りそうにはないが1930年代には男性が公共の場で上半身露出をすることはタブーとされてきたというのだから、今後女性にもその権利は確実に得られるものになってくるに違いないと私は思う。

参照元:MetroFacebookInstagram、Twitter

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