お腹が大きくなり、妊娠したと勘違いされたことから始まる
この記事をご覧の女性の中で、ひどい生理痛に悩まされている方は多いだろうか。そういう方は、子宮内膜症を疑ったほうがいいかもしれない。
子宮内膜が子宮外で増殖する病気であり、現在日本では12万人の患者がいる。
その主な年齢層が30代から40代だと言われているが、今回紹介する女性はわずか23歳で発症している。当記事を読んで少しでも心当たりのある方は、産婦人科へ足を運んでいただきたい。
彼女はカイラ・ヴィンセント、23歳。地元のブティックの専属モデルをやっており、将来はプロの舞台に立とうと努力している女性だ。
しかし、ある日ランウェイを歩いている自分自身の写真を見て、次第に「お腹が出ている」と感じ始めたのだ。
お腹は更に肥大化を続け、気が付けば妊娠6ヶ月ほどの大きさになっていた。周囲からは妊娠したと勘違いされ、祝われることすらあったのだという。
彼女は12年前から腹部の痛みや重い生理痛に悩まされていた。しかし若いことで症状を軽んじられ、別の病院に行ったときに、彼女はようやく子宮内膜症であると診断されたというのだ。
「初めは医師も”ガスがたまっているだけ”と言ってました。でも何をしても解消しなかったので、2人目の医師のところへ行ったところ、子宮内膜症であると診断されたのです。」
遺伝であることも指摘されており、実際に母親と祖母も同様の病気を患っているのだという。
通常より若い発症で、医師も想定外だったのだろうか。彼女はその診断を受けた途端、モデルの夢を絶たれかけとても絶望したのだという。
更に、不妊症になってしまうリスクも彼女に重くのしかかっていた。
そして今年の夏、彼女は手術を決意。
彼女は腹腔鏡手術を受け、無事成功。生殖機能も問題はなく、お腹は平らになったのだという。しかし、再発の可能性があるとの事で今後も経過を見なければならないとのことだ。
「凄まじい体験でした。子宮内膜症は、私が抱えていた問題の中でも最も大変なものの一つだと思います。でもこの診断を受けてから、私は体調がよくなりましたし、一回り強くなれた気がします。」
フェイスブックにはこのようにコメントをしている。このような大変な経験をしておきながらも、前向きに生きている彼女は尊敬に値する。
これからも元気に夢を負えるように頑張ってほしいものである!