【マニアックオフ会】素人が謎の「手帳の集まり」に参加してみたぞ!!

カルチャー

どうも、edamame.ライターのやぐらーです。

突然ですが、皆さんは手帳を使っていますか?

私は手帳に何かを書きこんだ経験がほとんどございません。

にも関わらず、私は今からとあるイベントに参加しようと思っています。

それは何かって?では、この画像をご覧ください・・・!

「手 帳 オ フ 会 」

私は今から、この関西手帳オフ会 vol.17 〜関西手帳研究会「てちょけん!」に参加します!!

どうですか皆さん。この「てちょけん!」どう思いますか?私がこのオフ会の存在を知ったときに抱いた感想はただ1つ

全く想像つかないんですけど・・・!!

ってことだけでした。

オフ会って「オフラインミーティング」の略らしいんですが、手帳はミーティングの時に内容をメモったりするもので、逆にミーティングの対象になっているなんて思いもしませんでした。

正直、なにが起こるのかほとんど想像がつきません。大丈夫かな、会場でスマホのメモ機能を使ったら殴られたりしないでしょうかね?

手帳を一切使わず、スマホだけで済ませる私には怖すぎる空間です。アウェイです。

今回はそんな特殊なオフ会に参加させてもらいました。一体どんな会話が交わされているのか・・・!?

オフ会様子

手帳オフ会のスケジュールはこんな感じ。

12:00〜12:15 スケジュール説明
12:15〜13:00 自己紹介
13:00〜13:30 テーマトーク1
13:30〜14:00 テーマトーク2
14:00〜15:30 フリータイム
15:30〜16:00 振り返り

自己紹介では「どんな手帳を使っているか?」など「手帳オフ会」ならではの紹介を終え、早速テーブル毎にテーマトークが。

今回のテーマは「来年こそは!手帳を使ってやりたいこと」

「来年どころか今年一度も手帳使ってないんですけど」という私にはハードル高めのテーマだったが、絶対このテーマに沿って話さなくてはいけないということではなく、基本的には自由らしい。

とあるテーブルでは、『手帳デザイナー』の方と『4~5冊くらいの手帳を使い分けている中学生』など「異常に濃い面子」が揃っていた。

皆さんの手帳を見せていただくと、オーソドックスな使い方はもちろん、カレンダーに行事毎のシールを貼ってる人や、写真やチケットをスクラップして、日記にしている人など使い方は三者三様だった。

ちなみ今回の参加者は30人以上。予想より人が多くて驚いた。

シールを貼るだけで見るのが楽しくなる

思い出を一冊の手帳に詰め込んで、後で見返すのもアリ!

詰め込んだ分だけ分厚くなる・・・

盛り上がるトーク

時が経つにつれ、会場の熱気もピークに。まさかここにいる全員が手帳の話をしているとは思いもしないだろう

お話を伺うと、皆さん楽しそうに手帳について語ってくれた。

その内容も、「この手帳はここが良い」とオススメしてくれたり、「日本人は紙好きな人が多い国なんだよ」と豆知識を語ってくれたりと、手帳を知らない私でも十分楽しめるトークで盛り上がった。

「手帳のことなんて知らなくても当たり前だよ」というスタンスで、どんな質問にも答えてくれるのが本当にありがたい。

「てちょけん!」に限ったことではないが、改めて実感したのは自分の好きなことについて存分に語れる場があるということは素敵だということ。

皆さんのいきいきしながら話す様子は見ていて羨ましくなるほどだった。

その後、フリートークをして「関西手帳オフ会 vol.17」は終了。

手帳好きの集まりで最初はどうなることかと思ったが、皆さんあたたかく迎えてくださり、思っていた以上の有意義な時間が過ごせた。

「手帳オフ会」恒例の手帳撮影会。今回持ち寄られた手帳はなんと73冊。参加者が約30人と考えると1人2冊以上は持っていることに・・・

主催者にインタビュー

今回、そんな「てちょけん!」の創設者である荒川さんにインタビューさせていただいた。

手帳好きはもちろん、そうでない人も興味が湧くようなお話が聞けたぞ!

こちらが主催者である荒川さん。普段は文具メーカーを営んでいるらしい。

手帳の魅力とは?

「よろしくお願いします。早速ですが『てちょけん!』とはどういった団体なんですか?」

「基本的に、『てちょけん!』の目的は手帳好きが気ままに手帳について語り合うことです。ここを通じての出会いがあればいいかなとも思います」

「さっき参加者の皆さんが嬉しそうに、手帳の使い方や、おすすめの手帳を語り合っているのを見てびっくりしました。素人の僕にはわからないんですが、手帳ってそこまで魅力的なものなんでしょうか?」

「確かに、普通はわからないと思います。でも、ハマるとこれまた深い。私は手帳の魅力は『余白と揺らぎ』だと思っているんですよ」

『余白と揺らぎ』・・・ですか?(何言ってんだこの人・・・)」

「はい、手帳は機械と違って自由じゃないですか。決まった形ではなく自由にかける。枠どおりに物事が進まないんですよ。変なとこから線を延ばしたりとか・・・。そういうとこがとても人間っぽい。それが手帳の良さかなと」

「なるほど、それが『余白と揺らぎ』なんですね!いや~、全然考えたことなかったけど、言われてみれば手帳のそういうところはおもしろい!」

「普通はこんなこと考えませんよ(笑)手帳のことを真剣に考えるなんて多分メーカーかここの人だけでしょうから(笑)」

でも、やっぱりスマホの方が良くない?

「ある意味禁断の質問かと思うんですが、スマホにあるメモ機能とかアプリのことはどう思ってます?正直そっちの方が便利だったりはしませんか?」

「確かにそうですよね。実際にここにいる人の多くがスマホのメモ機能も使ってると思いますよ」

「えっ?スマホのメモも使ってるんですか?」

「もちろん使ってますよ」

「手帳も使ってるのに?」

「手帳も使ってるのに」

「・・・」

「・・・」

「・・・」

「・・・」

「・・・スマホでメモとったら殴られるんじゃないかと思ってました」

「そんな『オフ会』この世にはない」

趣味としての手帳

「元々ガジェットが好きな人も多くて、そういった最新機器を活用することには抵抗はないと思います。ただ、いくら便利でも手書きじゃないとできないこともありますから」

「確かに、機械じゃできないことってまだまだありますもんね。さっき参加者の方にみせてもらった手帳は、スケジュールを一目で確認できてすごく便利そうでした」

こちらがその手帳。蛇腹型になっており、1ヶ月の予定を書き込めば一目でわかる

「ただ、『てちょけん!』の中には、もちろんインクや紙質だったりと便利さ以外の部分にもこだわっている人もいますよ」

「そういった趣味的な側面を大事にしてる人も多そうですね」

「やっぱり皆『マニア気質』なのかな・・・。わざわざ万年筆を持ち歩いたりする人も珍しくありません。クラシックカーに興味ない人からすれば、あれはただの古い車に見えるように、手帳だって他から見ればただの手帳なんです」

こちらはテープ。これを使って自分好みに手帳をアレンジするらしい。これが個人の持ち物ってことがすごい

最近の手帳はおもしろい?

「そもそも手帳って何種類くらいあるんですか?」

「やぐらーさんは何種類くらいだと思いますか?」

「まあ・・・多くても200くらい・・・?もしかして1000とか?ただ自分が想像できるのは5つくらいしかないけど・・・」

「200でファイナルアンサー?」

「ふぁ、ファイナルアンサー・・・」

「・・・」

「(何だこのノリ・・・)」

「・・・」

「・・・」

「残念・・・!!正解は『万は軽く超えてる』でした!!」

「曖昧ッ!!」

「曖昧じゃないと答えられないくらい多いんですよ。手帳って言っても様々なコンセプトのものがありますから」

「なるほど。その中にはおもしろ手帳なんかもあったりするんですか?」

「もちろんあります。ここ数年は『県民手帳』なんか流行りましたね。あれはいいコンセプトでした。カレンダーにその県で行われる行事なんかが書かれたりして、実用性もあり、多くの都道府県が作っていました」

「それはいいですね~おもしろい!」

「『職業手帳』なんかもおもしろいですね。例えば自衛隊の手帳には、自衛隊にまつわる情報が記載されていたりと、工夫が施されています。後は『5年手帳』とか」

「どんどん出てきますね!『5年手帳』は気になる」

「『5年手帳』は1つの手帳に5年分の日付があって、1日に1行ずつ書きこめるスペースがあるんですよ。そこを1言日記にしてもいいし、食べた晩御飯を書いてもいい。それを5年間続けるっていう」

「でも、1行だけっていっても5年は大変ですよね・・・。実際に続けれる人なんていなさそう」

「私もこれを書ける人なんていないだろうと思ってたんですけど・・・」

「思ってたけど・・・?まさか・・・」

「既に3年目に突入している猛者が『てちょけん!』にはいるんですよ」

「心から尊敬します」

ご本人の意向により、内容はお見せできないが、その日の出来事や思ったことがびっしりと書かれていた

白紙のところはこんな感じ

てちょけんのあれこれ

「『てちょけん!』に参加する人の年齢層ってどんな感じですか?」

「大体30代~が多いですけど、若い人も来てくれます。ただ、男女比は女性の方が少し多いかな」

「今日だって中学生の女の子がいますもんね」

「その子はお母さんと一緒に来て常連になってくれたんだけど、最初はそんな感じで誰かの付き添いでもいいから来てみて欲しいですね」

「今日来てみて感じたのが『初心者でも気軽に来れる場所』だな~と」

「本当、これだけは言わせてもらいたいんですけど、『てちょけん!』は基本的に初心者ウェルカムなんですよ!!ハードルは高いかもしれないですけど、少し覗く感じで来てほしい」

「僕のように手帳を使ってない人でも大丈夫ですか?」

「もちろんです!これから手帳を使おうと思っているなら皆さんが相談に乗ってくれるでしょうし、実際にここから手帳を使うようになった人もいるんです」

「それを聞くと参加しやすくなります」

「あくまでも『オフ会』ですから、3ヶ月に1度行われてる集まりには絶対参加しなきゃダメとかそんなことはありません。私個人的にはこの会からその人の人間関係が広がっていけば、と思っています」

「色んな手帳見にくるだけでも楽しいですもんね」

「本当、人の手帳っておもしろいんですよ。実際人の手帳を買い取って、集めた手帳で展示会を開いた人もいます」

「手帳界隈尖ってるなぁ~」

「そんなおもしろい人が集まる『てちょけん!』知識のない人でも大歓迎なので、ぜひ遊びに来てください!『てちょけん!』で検索してくれたらでてきます!Twitterもやってます!」

「怒涛の宣伝・・・」

手帳の奥深さ

「手帳を読むだけで、色々なことがわかってくる」荒川さんは私にそう語ってくれた。感情のはけ口になったりすることも多く「手帳は情緒」なんだと。

なるほど、と思った。

デジタルの決められたフォーマットでは表すことが出来ない感情の温度が、手帳には表れる。

少しでも興味が湧いた人は、これを機に一度「てちょけん!」に顔を出してみてはいかがだろうか?

その日から、とっておきの趣味が1つ増えるかもしれない。

ちなみに、荒川さんに「電子手帳」って最近どうなってますか?と聞いたら。

「あれはもうスマホに殺されたでしょ」って返ってきました。無念。

許諾元:関西手帳研究会〜てちょけん! 荒川 翔太 Twitter
参照元:株式会社ロンド工房
撮影:edamame.編集部

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やぐらー

やぐらーと言います。味覚が敏感なのか、よくえずくタイプの人間。特技はあの時を思い出してえずく「思い出しえずき」。ただ、何があっても吐くことはない安心設計。

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