餓死寸前のホッキョクグマの姿
地上最大の肉食動物、ホッキョクグマ。個体数が減り、絶滅の危機に瀕しているとも言われている。
そんなホッキョクグマの姿がカナダのバフィン島で撮影され、画像や動画が投稿されるやいなや、今拡散されまくっている。
その画像がコチラだ。
我々が想像する、白い毛に覆われた、強そうなホッキョクグマのイメージとはかけはなれている。
痩せ細り、餓死寸前のホッキョクグマからは、悲壮感ただよう表情が感じられる。
原因は地球温暖化
動画を撮影、投稿したのは、写真家であるポール・ニックレンさん。野生動物を撮影し続ける彼は、このホッキョクグマの姿をみて涙が止まらなかったという。
通常、こうあるべきであるホッキョクグマが、あそこまで体が小さくなってしまっているのだ。
一体何があったのか・・・。
その背景には、私たち人間が大きく関わる「地球温暖化」があった。
地球温暖化を防ぐためにできること
気候変動により、北極海の気温や水温は年々上昇している。それに伴い、ホッキョクグマたちの生活の場である氷が溶けはじめ、氷の上で生活する期間が短くなってしまっているのだ。
主にアザラシを餌とするホッキョクグマは、アザラシが海から氷へ上がってきたところを狩る。しかし、海面に氷が張っていない時期が長くなると、アザラシを狩ることは難しく、陸地で食料を探さなければならなくなるのである。
その結果、このように餓死してしまうホッキョクグマが増え続けている。
この地球温暖化を防ぐために私たちにできることはたくさんあるはずだ。
二酸化炭素を出す量を減らすために、車での外出を控えたり、電気の無駄遣いをやめることはすぐにはじめられる。多くのスーパーが試みているようにエコバッグを使用してみたり、暖房や冷房の温度調整をすることだって簡単にできる。
些細なことに思えるかもしれないが、ひとりひとりが心がけることによって、犠牲になる動物は確実に減るはずだ。
今回のポールさんの投稿は、犠牲になりつつある動物の現状を我々に突き付け、そこから自分たちの地球や動物を守ることに一歩踏み出すきっかけを与えてくれたのではないだろうか。
参照元：Instagram
