手足が樹木のような男「ツリーマン」が16回の手術を経て巨大イボ除去に成功!【術後写真あり】

健康

バングラデッシュに住む27歳のアブル・バジャンダルさんは『ツリーマン(樹木男)』と呼ばれている。その理由はこの姿をみれば一目瞭然だ。

世界に4人しかいないと言われる『ツリーマン病』とは!?

アブルさんの手足は樹皮のようなものに覆われている。実はこれイボなのだ。『疣贅状表皮発育異常症(ゆうぜいじょうひょうひはついくいじょうしょう)』という非常に稀な遺伝性の病気であり『ツリーマン病』とも呼ばれている。

このイボは誰にでもできるものだが、アブルさんの場合は抵抗力が弱かったためイボが巨大化してしまったのだ。この『ツリーマン病』と診断を受けたのはアブルさんを含め世界に4人しかいない。

生まれつきではない!アブルさんの症状は約10年前から進行した・・・。

Abul Bajandar, 25, from Khulna, in Bangladesh, has been suffering from a disease known as Epidermodysplasia verruciformis, where tree-lie roots grow from his hands

Weekenderさんの投稿 2016年1月31日

The skin condition, which is in inherited, cases wart-like lesions on the body. The lesions are pictured on Mr Bajandar's feet above

Weekenderさんの投稿 2016年1月31日

アブルさんの場合は約10年前にイボが出来はじめたのだが、そのイボが今や5キロもの大きさに成長してしまったというのだ・・・。

この1年間で16回のイボ切除手術を試みた結果・・・。

そんな矢先、2016年1月末に医師がアブルさんのイボ切除手術をすることを発表し世界的に話題となった。それから約1年、アブルさんはどうなったのだろう。

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ダッカ医科大学でこの1年間で少なくとも16回のイボ切除手術をおこない、すべての手術は成功に終わったのである!

現在アブルさんの手足は正常に動かせる状態にあり、このあと手の形を整えるための簡単な手術を2、3回おこなえば30日以内には退院できるという。

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実は2008年夏にインドネシアのデデ・コサワさんが同様の手術を受けている。しかしながら1年半後にはイボが再発してしまい、この病気が原因で昨年1月に45歳という若さで他界している。

今回手術にあたった医療チームは「今後アブルさんのイボが再発しなければこの手術は世界で初めての成功例だ。治療法はないとされてきたツリーマン病も完治が可能になるだろう。」と期待を寄せている。

3歳の愛娘を抱っこすることができる喜び

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「娘を自分の手で抱っこして一緒に遊べる日が来るなんて想像もしていなかったよ。今は一刻も早く家に帰りたいね!」と嬉しそうに話す。

世界中から集まった寄付金で小さな事業をはじめようと、これまであきらめていたことが可能になることに喜びを隠しきれないアブルさんの今後にこれからも注目していきたいとおもう。

参照元:DailyMailFacebookInstagramYouTube

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sugi

海外生活に憧れ日本を飛び出した、考えるのは苦手な即実行型。自称人生経験豊富だがフリスクの開け方をつい最近知った実は箱入りアラフォー娘。

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