一体何が!?ビーチにナマケモノの赤ちゃんが!
今週、コスタリカのビーチを休暇で訪れていた人たちが、ある鳴き声を耳にした。
鳴き声のする方へと歩いていくと・・・。
こんな光景を目にしたのである!!!
私たち日本人はあまり目にすることはないが、この不思議な生き物はナマケモノの赤ちゃんだ。
2つの岩に足を挟まれ、身動きができなくなってしまっているのか。この悲痛な鳴き声は、「助けて!」と懸命に訴えているように聞こえる。
奇跡的に嵐から難を逃れる!
観光客たちは、すぐさま宿泊先のオーナーに事態を告げ、現場でナマケモノを救助したという。前夜の嵐で海岸に打ち上げられたのか、身体は塩水で濡れ、目には砂が入っていたようだ。
奇跡的に嵐から難を逃れたナマケモノの赤ちゃんは「グアナバナ」と名付けられた。
▲奇跡的に助かったグアナバナ
付近を見渡しても、グアナバナの親や仲間を見つけることができなかったため、オーナーたちはタオルで包んだグアナバナを箱に入れて連れて帰り、身体についた塩水を洗い流したという。
それから、動物救助センターへと連れていき、現在グアナバナの健康状態は回復に向かっているようだ。
家族のもとへ戻れる日が来ますように!
▲一般的にナマケモノはこのように樹にぶら下がって過ごす
南アメリカや中央アメリカの熱帯雨林に生息するナマケモノだが、彼らは生涯のほとんどを樹にぶら下がって過ごす。食事や睡眠、交尾や出産にいたるまで樹にぶら下がって行うため、排便などのために、週に1度、地上に降りる程度である。
そのため、今回なぜグアナバナがビーチで発見されたのか、いまだその経緯は不明だという。
元気になったグアナバナが、一刻も早く家族や仲間のもとへ戻れることを願いたいものだ。