街中が油まみれに
ニューヨークの南西に位置する、ペンシルベニア州の都市フィラデルフィア。この街で、何やら絶妙にキモチワルい現象が相次いでいる。
They've put Crisco on the poles in downtown Philadelphia to prevent fans from potentially climbing them later. Wild scene on the streets here downtown 4 1/2 hours before the game. https://t.co/MbODGhvuKP pic.twitter.com/TwbMAVKier
— Jordan Raanan (@JordanRaanan) 2018年1月21日
1月21日、平和な日曜日、街中の電灯や信号機などといったポールに、何やら白いヌルヌルしたものを塗りたくられはじめたのである。
うっかり肩が触れたりしたらベタベタになっちまうじゃねえかよぉ!!なんなんだ一体これは!!
City of Philadelphia Slathers Crisco on Street Poles to Keep Eagles Fans Down https://t.co/nNYsNeGb6D & see Dude Diving Off Pole at https://t.co/HaXi2Sh3Z7 Via @fancaster #Eagles #SuperBowlLII #SuperBowl52 #Crisco #GreasedPoles #Philadelphia #EaglesFans #PhiladelphiaEagles pic.twitter.com/eqXvJnZF6v
— Fancaster (@fancaster) 2018年1月22日
ツイッターやフェイスブックでは「キモッ!」という声が相次いでいるそうだが、コイツの正体はケーキやパンに使われるショートニングである。バターが高くて買えないときに、植物油から作られたマーガリンと共に代用している人もいるだろう。
しかも、ショートニングでヌルヌルにしているのはイタズラではなかったようだ。
Crews are greasing the light poles in Philadelphia with Crisco, so that Eagles fans don’t climb them after the NFC Championship game today. pic.twitter.com/aRQx8k9f8A
— Buzzy Digital (@buzzy_digital) 2018年1月21日
▲パンに塗るみたいにヌ~リヌリ。おじさんの目が死んでいる。
実は1月28日に、フィラデルフィア・イーグルスというフットボールチームが地元スタジアムで試合を行う予定をしているらしい。
もちろん、ホームグラウンドでの試合なら、サポーターたちも盛り上がらないわけがない。過去に勝利したときは、エキサイティングしすぎてポールをよじ登るファンが後を絶たなくなり、落ちて怪我をする人々が続出したのだという。
その予防策として、地元警察が試合前にショートニングを塗っていた・・・というワケなのだが、あまりにユーモラスな方法なのでSNSで話題になっている。
作業員の皆さんが大きなショーニングの缶を持ち出しそこらじゅうで塗りたくってる姿はなかなかのシュールさである。
もし温かい日がやってきたら、気温で溶けておいしそうな香りが充満しそう・・・と思ったのは筆者だけではないだろう。
参照元:Twitter ①、②、③、NewYork Times