犬の殺害動機は不明
犬が人間の手によって亡くなってしまう悲しい事件は世界に多く存在するが、今回の事件はなんと犬の手によって飼い主が亡くなってしまうという衝撃的なものである。
皆さんの頭には、「噛みついたのか!?」と浮かんでいることだろう。容疑者である犬は、飼い主を撃って殺したのである。
とんだスナイパードッグのように聞こえるが、あくまで犬に殺害の意図はなかったという。事件の全貌は以下だ。
A Russian, Sergei Terekhov, has been shot dead by his dog in a freak accident that occurred during a hunting expedition. https://t.co/3dWvSPTboa pic.twitter.com/Ue0zHLyhFi
— Pulse Nigeria (@PulseNigeria247) 2018年1月24日
▲容疑犬と犠牲になったセルゲイ氏
ロシア在住の64歳のセルゲイ・テレコフ氏は、この日ヴォルガ川近郊のサラトフにてウサギ狩りを楽しんでいた。
調査にあたっている警察は地元警察に対し、テレコフ氏は兄弟と共に二匹のエストニアンハウンドを連れ、車で広大な野原に来ていたと語っている。
彼は事件当時ダブルバレルショットガンを使っており、休憩時に膝の上に置いていたという。しかし不用意にも、銃口は彼の方向を向いてしまっていたのだ。
近くにいたテレコフ氏の兄弟の証言によると、休んでいる間に犬が元気に膝の上に飛び乗ってしまったのだ。その時に犬の足がトリガーを押してしまい、ショットガンが彼の腹部で暴発したのである。
急いで病院に連れて行くも既に遅く、間もなく亡くなってしまったのだという。
事件の調査にあたった捜査官は、このような事件にあたったことは生まれて初めてだと語っていた。狩猟免許と許可証までもっていたことから、今回の出来事に事件性はなく、事故であるという結果に終わった。
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事件当時現場にいたという兄弟が疑われても仕方ないような事故であった。犬が撃った!といっても、素直に受け取れる人なんてごくごく限られているはずである。
テレコフ氏にとって不運な出来事だったが、猟銃を持っている人々は、たとえ免許をもっていても緊張感を持って扱ってほしいものである・・・・。