着用しているジャケットも購入ですか？

1月30日、米アイオワ州に住む黒人男性ジェームズさんが買い物に訪れたのは、米チェーン店「オールドネイビー（OLD NAVY）」。

パーカーを購入しようとレジへ持っていくと、信じられないような言葉を耳にしたのである。

「今着ているジャケットも購入しますか？」

はっ？？？
クリスマスにゲットしたこのジャケットのこと？
てか、俺、このジャケット着てきたんだけど？

そんな言葉が脳裏によぎったが、冗談だと思ったジェームズさんが自宅から着てきてジャケットだと告げると、さらに追い打ちをかけるような言葉を投げかけられたのだ。

オールドネイビーの服を着てきたお客さんの洋服は、毎回レジでスキャンさせてもらってますよ。以前に購入されたものかどうか確認するためにね。

はいーっ！？？？

そんなこと今までされたことねーよ！
そんな場面みたこともねーよ！

あきらかに自分が黒人だから受けた人種差別被害だと、ジェームズさんは話している。まるでジェームズさんを盗っ人扱いするかのような店側の対応、これはひどすぎる、、、。

一連の動画を公開→店側が謝罪！

このずさんな対応をしたのは、3人のスタッフ。なかでも上の写真に写っている男性は店舗マネージャーだというのだから驚きだ。

動画のなかでも、ジェームズさんの主張は続いている。

ジェームズ「黒人を固定観念でみるのやめよう」
　　　　　「もうこのジャケット着ていい？」
スタッフ　「どうぞ」　
ジェームズ「2度とオールドネイビーに来ない」
スタッフ　「OK」

なんともお粗末な対応だ。ジェームズさんの着てきたジャケットが、以前購入したものであることがわかったあとも、早く帰ってくれと言わんばかりの無愛想な接客に驚きを隠せない。

このジェームズさんの投稿は、15万件シェアされ、今なお拡散され続けている。

・有名店がこの人種差別、ありえない！
・ジェームズ、よくやったぜ兄弟！
・俺なら絶対ジャケット脱がないな！
・これは裁判で訴えるべきだろ！
・この店、今一時的に閉店になってる！

店側に多くの非難コメントが寄せられ、2月4日、オールドネイビーは公式Facebookで謝罪文を発表した。

今回の件に関与した3人の従業員は解雇されたようだが、このような人種差別は氷山の一角なのかもしれない。みなが平等に暮らせる社会をつくっていくことは、今後も大きな課題となりそうだ。

参照元：Facebook