米フロリダ州に住むキアニさん(21歳)が、5年前に立ち上げたあるプロジェクトが今話題になっている。
それは、同じ精子ドナーによって生まれた異母兄弟に会いに行くこと!
同じ父親を持つ異母兄弟が世界に40人!
これまでの調査によると、キアニはその精子ドナーから生まれた最年長者であり、最年少者はまだ生後5か月の乳児だという。
そして、その精子ドナーから生まれた異母兄弟の数は、なんと40人にものぼるというのである!
アメリカはもとより、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなど遠く離れた地に住む異母兄弟に会うため、キアニは積極的に活動を続け、その様子をインスタグラムで公開している。
▲双子の異母兄弟ソフィアとアヴァと対面したキアニ(右)
シングルマザーによって育てられたキアニ。母親は精子ドナーについて包み隠さず、すべてを彼女に話してくれたという。
自分が誕生したいきさつを知ったキアニは、十分な年齢に達したら「自分が誰であるのか」「兄弟はいるのか」、すべてを自分の手で明らかにしようと考えていた。
同じ父親を持つことでつながりを感じる
同じフロリダ州に住むジョアンナは、キアニと最も年齢の近い異母兄弟であり、毎月のように顔を合わせている親友のような存在でもある。
▲20歳のジョアンナ(左)と16歳のマギー(右)
これまで一度も会ったことがない相手でも、同じ父親を持つというだけで特別なつながりを感じることができ、一緒にいるとすごく居心地のよい存在でもあるんです。
▲数年前に米メイン州で、複数の異母兄弟と対面
18歳の時に初めて精子ドナーである父親に会ったことを発端に、キアニはこれまでに3度も父親との対面を果たしている。
精子ドナーが精子を提供できるのは通常15~20回だが、キアニの父親が精子を提供していた会社が買収され、それまでの記録は抹消されたという。
そこで、彼は再び精子の提供をはじめたのだ。
そして、その数は現在までに確認されているだけでも、40回あるというのである。
今年、彼氏のライアン(21歳)と結婚予定のキアニは、2人で世界中に住む異母兄弟たちに会いに行く計画をたてている。
私は一人っ子だから、兄弟と過ごす時間は人生により多くの選択肢を与えてくれると思うの!
閉鎖的になりがちな話題にもかかわらず、ここまでオープンに異母兄弟探しを続けるキアニの底抜けの明るさ、そしてポジティブ思考は、多くの人に笑顔をもたらせてくれることだろう。
参照元:Instagram