大寒波・異常気象とも関係が?
今年の冬は日本全国が大寒波に覆われている。北陸地方では大雪に見舞われ、首都圏や近畿地方でも積雪を観測するなど、異常気象が続いている。
実はこの異常気象は、太陽の活動が関係しているのかもしれない。なんと太陽の黒点数が激減しており、それは氷河期到来の前兆の可能性があるようだ!
太陽の表面に現れる黒い点
You may be able to see this large sunspot when looking (safely) at the Sun today!
On October 18, 2014, a sunspot…
黒点が見られる太陽の表面
黒点とは、太陽の表面を観測したときに見える黒い点のことである。
実際に太陽の表面が黒いのではなく、周りと比べて温度が低くなっているため黒く見えるのが原理だ。
黒点の動きを観測することが、太陽活動の活発さの指標となる。通常であれば、日に数個から数十個を観測することができるようだ。
「黒点減少は活動最少期の前兆」
NASA Satellite Sees Spotless Days on the Sun
The Sun’s Earth-facing side went through a days-long spotless stretch in late January, broken by a single, tiny sunspot appearing on Jan. 31. This video shows the rotating Sun in filtered visible light from Jan. 26 – Feb. 1, 2018 — though it's hard to even tell the Sun is rotating, as there are almost no visible features. Even the small sunspot that appears on Jan. 31 is hard to see. This spotless period is a prelude to the approaching period of solar minimum expected in 2019-2020, when the Sun's activity will be at the low point of its approximately 11-year cycle. https://go.nasa.gov/2nM4kop
NASA Sun Scienceさんの投稿 2018年2月6日(火)
そんな重要な黒点が、現在激減しているらしい。
NASAは、「1月半ばから2週間にわたり、黒点をほとんど観測できない状態が続き、太陽が自転、活動しているかを把握することが困難だ」と発表した。
太陽の黒点は約11年のサイクルで増減を繰り返しており、2019から2020年がその最少期に当たる。NASAは、「今回の黒点の激減は、最少期を迎える前兆だ」と述べている。
太陽活動の影響でこれから寒冷期に入ると主張する学者もいる。異常気象がどんどん増えるかもと考えると、不安な気持ちになってしまう…
1月にはほぼ観測されなかった黒点は、2月に入り観測されつつあるが、やはり今年の夏以降には減少傾向が高まる模様。
ここ数年の間、太陽の活動が弱まることは間違いがなく、寒冷期に入る可能性もありそうだ。
杞憂になることを願いつつも、寒冷期に備えた方がよいのかもしれない…