自分の大切な人を奪った張本人を目の前にしたとき、あなたは冷静でいられるだろうか?
恋人が息子を・・・
2015年、イギリスのリンカンシャー州に住むカーリー・ホプソンさんがパーティへ出席中、当時交際していたジェイソン・レッドグレイヴに生後6ヶ月の息子イーサンを殺害されるという事件が起きた。
Mum whose baby's killer now works at a family restaurant under a new name faces arrest if she 'harasses him' https://t.co/2uYbjpCSws
— The Sun (@TheSun) February 9, 2018
殺害理由は「人と連絡している時に泣きじゃくるイーサンにカッとなったから」というあまりにも酷い理由だったが、裁判の結果、明確な殺意は持っていたわけではないとして、“過失致死罪”に。
8年という短い懲役が科せられることとなった。
交際相手に実の息子を奪われたカーリーさんのショックは相当なものだっただろう。
そして3年後・・・
この事件はジェイソンが逮捕されただけで終わることはなかった。
事件から3年たったある日、なんとカーリーさん友人がレストランで働くジェイソンを目撃!
懲役8年を科せられたジェイソンだったが、条件付きで早期出所していたのだ。
しかも、名前をディランに変えて生活していることも明らかに。(偽名なのか、正式な手続きを踏んで名を変えたのかは不明)
友人はすぐさまレストランのマネージャーへ苦情のメールを送信、それを受けてレストラン側はすぐさまディランを解雇した。
Baby killer uses fake ID to get job at family diner – then gets spotted by grieving mum’s pal https://t.co/Ts8HQZnTRx
— The Sun (@TheSun) February 5, 2018
終わることのない負の連鎖
カーリーさんはこのレストランに関する情報を聞いたあと、自信のフェイスブック上で「ジェイソンの写真と本名」を投稿。
息子を殺した犯人が名を変えてレストランで働いていたことを世間に広めた。
もちろん大きく広まることとなったのだが、ただそれだけでは済まず、間もなくしてカーリーさんの家に警察が訪ねてきた。
どうやらジェイソン本人が警察に相談したようで、「これ以上ジェイソンのことをSNSにアップするなら逮捕する」と警告。
カーリーさん曰く、「殺人犯がレストランで働いていることを世間に知らせ、注意を促すのは当然」とのことだったが、殺人犯とはいえ人権がある。そう簡単に済ませることのできない問題のようだ。
その警告がきっかけでこの一連の事件自体は落ち着きを見せたが、ネット上ではジェイソンの刑期や、カーリーさんの対応について多くの声が寄せられ、議論の的となっている。
今後この問題が最終的にどんな方向に進んでいくのかはわからないが、色々と考えさせられる事件だ。