え?奥の選手が先にゴールしたよね?
いやぁ~、平昌オリンピック、めちゃめちゃ楽しかったですね!たくさんのドラマや感動が生まれ、無事幕を閉じたわけですが、ひとつだけ!ひとつだけどうしても気になることがある!!!
それは、スノーボードパラレル大回転男子の準決勝!
「あ!」と思った方、かなりのオリンピック通ですね。この競技、オリンピックも終盤にさしかかった2月24日に開催されたのだが、そのときの準決勝のゴールの瞬間をとらえた写真がコチラだ!
Woah, this photo finish tells me that #Slovenia Zan Kosir (far lane) got screwed!! They gave the win to the #korean athlete Lee Sangho in the near lane. #Pyeongyang2018 #Olympics2018 #Snowboarding #snowboarder #olympics pic.twitter.com/nBn5SeQ4oJ
— Shawn Pooley (@ShawnPooley) 2018年2月24日
手前が韓国代表の期待のホープ、イ・サンホ選手。そして奥側がソチの銅メダリストでもあるスロベニア代表のジャン・コシール選手だ。
さて、どちらの選手が決勝に進出したのかおわかりだろうか。
上の写真では、明らかにスノーボードの先端も手も、コシール選手が先にゴールしているにもかかわらず、イ・サンホ選手が決勝に進んだのである。
疑惑の判定に世界中で論争が巻き起こる!
後半に脅威の追い上げをみせたイ・サンホ選手だが、実際、ライブ映像をみていてもコシール選手が逃げ切ったかのようにみえた。
Korean Parallel Giant Slalom Racer Given Win Despite Contradicting Photo Finish
▲写真右の矢印を押すと次の写真がみれます
しかし、imgurに投稿された上の3枚の写真をみても、やはりコシール選手が先にゴールしているのだ。勝ちを確信したコシール選手はガッツポーズをするが、その後、判定をみて頭を抱えている。
当然のことながら、リプレイを放送し、写真判定になると思っていたのだが、不思議なことにそれはなかった。
そしてコシール選手も異議を申し立てることがなかったため、競技はそのまま続行され、コシール選手は銅メダル、そしてイ・サンホ選手は銀メダルを獲得したのである。
競技直後から、この疑惑の判定にネット上では論争が巻き起こっている。
・いや、どうみてもコシール選手の勝ちだろ!
・明らかなミスジャッジだな
・韓国開催がすべてだろ
・指先から波動が出てんだろ、俺には見えんが
一方で、スノーボードの板は関係なく、体の一部分をセンサーが察知した時点で勝利が判断されるという意見もある。手の位置が重要なのだというが、この見解を聞いても、やはりコシール選手の手の方が前に出ていたのにセンサーが察知していないことに違和感をおぼえる人も多いようだ。
4年に1度のオリンピックの舞台でのメダル獲得に向けて、努力をしてきた選手たち、そして応援しているすべての人たちに不信感が残らないよう、きわどい判定のレースは、より明確な審査が必要なのかもしれない。