【恐ロシア!?】英国に亡命した元スパイのロシア人男性が「正体不明の物質」により重体に!

事件

誰の犯行なのか・・・

今月5日、イギリスのソールズベリーという都市のショッピングモールで、ベンチに座っていた60代の男性と30代の女性が意識不明の状態で見つかった。

警察は2人の身元を公表していないが、「BBC」などのメディアによると、60代の男性はロシア人の元スパイ、セルゲイ・スクリパリ氏(66)だと報じられている。


動画に写る男性がセルゲイ氏。

2人は病院に運ばれるも、依然重体のまま。

詳しい原因は不明で、なにか「正体不明の物質」にさらされたせいだと見られている。

尚、今回の事件にテロの可能性はなく、市民には危険がないと警察は発表した。

この「正体不明の物質」を使っての犯行。ネット上ではロシア政府の仕業ではないかと囁かれているが、詳細は不明。

しかし、セルゲイ氏は元スパイとしてイギリスに情報を引き渡していた過去があり、ロシアで有罪判決を受けた後に亡命していることから、その可能性はゼロではないと考えられている。

過去にもスパイが殺される事件が・・・

過去にも、同じような事件が起きたことがある。

知っている方も多いだろうが、被害者はアレクサンドル・リトビネンコ氏。彼もイギリスに亡命した元スパイだ。

リトビネンコ氏は亡命後、ライターとしてプーチン政権を強く批判。44歳の若さで何者かの手によって毒殺された。

彼も当初は原因不明で体調を崩し、その理由が解明できるまでに数週間かかったという。

その後紆余曲折あり、イギリス側は犯行の主犯が旧ソ連国家保安委員会(KGB) の元職員だとして、ロシア側に身元の引渡しを要求するが、ロシアはそれを拒否した。

イギリス側は最終的にプーチン大統領が「殺人を容認しただろう」という調査結果まで出したが、もちろんロシアがそれを認めるはずもなく、話は平行線をたどることに。

結局答えは出ず、この一連の騒動は世界中で報じられた。

リトビネンコ氏の事件と共通点が多い今回の事件。果たしてどういった結末を辿るのか?

ともかく、今はただ事件の行方を見守るしかない。

参照元:BBC NEWS Twitter Wikipedia

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やぐらー

やぐらーと言います。味覚が敏感なのか、よくえずくタイプの人間。特技はあの時を思い出してえずく「思い出しえずき」。ただ、何があっても吐くことはない安心設計。

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