まるで魔法のようだ!
壁や床など、この世界にはあらゆる場所をキャンバスにしてしまうアーティストが数々いる。
そして、今回。
雪すらもキャンバスにしてしまった、フリースタイルアーティストが現れた。
そんな、彼の作品がこちらだ!
※上記は分割写真(左:モナ・リザ/右上:作品を囲う人々/右下:画家本人と作品)
え!?これ即興!?
下書きなしでこの再現度は半端ない。
このような手法で作品を手掛けたのは、ウェールズに住むネイサン氏だ。
彼の画法は、雪面をある程度、足で踏んで馴染ませて下地を作るところから始まる。
そこから、黒スプレーを駆使して、たった1色の濃淡のみで著名人を描いていくわけだが、繊細なグラデーションの美しさに、思わずため息が出そうだ。
雪をキャンバスに選んだ理由がイケメンすぎる!
しかし、これだけ立派な作品にもかかわらず、キャンバスが雪であるのが、非常にもったいない気がする。
そんな疑問を、海外メディアが彼にインタビューしたところ、このように返ってきたという。
この世のどんな凄い著名人でも、時とともに名声は忘れ去られてゆく。
そして、また新たな流行がきて、それらを繰り返す文化に僕らは生きている。
まるで、時代に使い捨て去られるようにね。
そういった意味でも、やがて融けて消えゆく雪のキャンバスは、僕の伝えたいコンセプトにふさわしかったんだ。
めちゃくちゃカッコいいやんけぇえ!
時に名声というのは、長き人生においては刹那に感じるもの。
だからこそ、彼は雪面に表現することで、人々の記憶に少しでも残る形を提示しているのではないかと思う。
彼は、他にも足の指を筆替わりにしたり、食べ物をインク替わりにしたりなど、あらゆるアイテムを画材に使って、作品を作り続けている。
とにかく、人が思いつかないような画材を使って表現するのが彼のスタイルらしい。
今後、彼がどのようなアイテムを使って、どのようなサプライズをしてくれるのか、非常に楽しみだ。