生徒と教師の関係はうまくいくことばかりではない。
時にそれが悪い方向へと進みすぎて、今回のような悲劇を起こしてしまうことがある。
キャリア40年のベテランの教師が逮捕
昨年7月、ニュージーランドのオークランドで男性教師が「児童わいせつ罪」で逮捕され、学校を解雇されるという事件が起きた。
男性教師は女生徒の胸を触るなどして逮捕。多数の生徒がその行為を目撃したという。
40年のキャリアを持つベテラン教師なだけあって、この事件は大きな衝撃もたらした。
男性教師は解雇の後に逮捕。
生徒たちの心の傷が癒えるのに時間はかかるだろうが、一件落着だ・・・と言いたいところだが、この事件はここで終わりではなかった。
なんと今年の3月、男性に無罪判決が下されたのだ・・・!
多くの生徒が目撃したという動かぬ証拠があるのにも関わらず、無罪判決?一体どういうことなのだろうか?
食い違う証言
男性教師の無罪判決には裁判で明らかになったある1つの真実が関係していた。
その真実とは、生徒たちの発言が全くの嘘であったというのだ!
つまり、男性教師はなに1つ罪を犯していなかったのだ!
もちろん、目撃情報も真っ赤な嘘。全てが仕組まれていた事件・・・。
のちに生徒たちは自らが虚偽の発言をしていたことを認めた。
男性教師はこれを受けて、
「台無しにされた私の人生を少しずつやり直していかなければならない」
とコメント。
自身の人生がどれほど狂わされたかを感じさせる発言をした。
なぜこんなことを・・・?
生徒たちがこんな嘘をついた理由、それは単純に「先生が気に入らなかったから」。
男性教師が生徒に注意する際、教師が使うべきでない言葉で激しく怒ったことがあるらしく、そこからお互いの関係は悪化。
結果的にこんな事態を引き起こすまでになってしまったという。
ネット上では学校や警察の対応、生徒たちの親の教育など、様々な問題が挙げられた。
今後、この男性教師が以前のように教壇に立つことは難しいと言われている。
子どもらしい理由といえばそうなのかもしれないが、あまりに男性教師が報われなさ過ぎる事件。
こんな悲劇はもう二度と起きて欲しくないものだ。