「人工知能はミスを犯さない」は誤り?
AIに「錯視」を再現することに成功 https://t.co/EEHP8muaZE pic.twitter.com/iLsGsE12j6
— 人工知能のニュースや話題 (@aibiblio) 2018年3月22日
あなたはこの画像が回っているように見えるだろうか。残念ながらこれは静止画で、回って見えるのは錯覚のせいである。
だが落ち込む必要はない。なんと、人工知能もこの画像が回っているように見えるのだ!
回転するだろうという「予測」が錯視の理由
錯視とは視覚における錯覚のこと。人工知能も錯視を起こすという事実は、基礎生物学研究所や立命館大学の研究チームによって明らかにされた。
そもそも、なぜこの画像は回って見えるのだろうか。完全に解明されたわけではないが、「この画像は回転するだろう」と大脳が誤って「予測」してしまうことが有力な説として考えられている。
そこで研究チームは、物の回転を認識することができる人工知能を開発した。
そしてこの画像を人工知能に見せると、回転を「予測」した、つまり人間と同じく錯視を起こしたのである!AIも錯視を起こすなんて、スゴイ話だなぁ。
人工知能に錯視を起こさせることに成功したのは、世界初の快挙だという。
研究チームは、この結果から大脳自体の働きが解明され、また「人工知能はミスを犯さない」という世間の常識を覆すことができる、としている。
我々の認識からすると、「人工知能は完璧だ」と捉えがち。だが、このような画像に惑わされるとは、人工知能が完璧だと考えるのは誤っているのかもしれない。