【#MeToo】路上でトップレスになり座り込む女性・・・映画業界に横行する「枕営業」に抗議

カルチャー

インドの映画業界に横行する「キャスティングカウチ」

日本でもよく噂になる芸能界の「枕営業」。ハリウッドでは、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ問題に端を発した「#MeTooムーブメント」が話題である。

近年「ボリウッド」や「トリウッド」ともよばれ、映画業界で存在感を増すインド。その裏側にもまた、闇があるようだ。

インドの女優スリ・レディさんが、映画業界に横行する「キャスティングカウチ」に抵抗するメッセージを込め、映画俳優協会(MAA)のオフィス前の路上で服を脱いだのである。

キャスティングカウチとは、プロデューサーが女優を自分の部屋に呼び、カウチ(長椅子)の上でのセックスと引き換えに役を与えること。まさに「枕営業」の英語訳である。

上の動画はトップレスで座り込むスリヤさん。この姿でインタビューに堂々と答える姿に驚きを隠せないのは筆者だけではないだろう。

服を脱ぐことに、何の迷いもないようである。

スリさんは、プロデューサーの息子からセックスを強要された、と発言している。

今回のストリップは彼女なりの「#MeTooメッセージ」である。

しかし、スリさんは映画俳優協会(MAA)のブラックリスト入りとなってしまった。

スリさんは語る。

「家族は私のこの姿を見て幸せではないでしょう。でも私は家族のことは考えていない。女性達のことを考えているの。」

痛烈に批判するフェミニストも

しかし、インドの女性運動家サンイサ・クリシュナンさんは、彼女の行動に対して懐疑的である。

彼女に同情を受ける権利はない。彼女が女性であるというだけで、聖なる人というわけではない。どこの映画業界にもカウチキャスティングはあるだろうけど、彼女の弁証には疑問がある。

同じ女性の立場でありながら、なかなかに厳しいコメントではある。なぜこのような発言になったのかは不明だ。

スリさんの行動については、他のフェミニスト達の間でも議論が巻き起こっている。

FEMEN(過激派のフェミニスト団体)の女性達による裸での抗議は世界中で尊敬されている。彼女がMAAのブラックリストに入ったことは非常に残念だ。

サンイサ・クリシュナンの批判にはがっかり。家父長制の犠牲者である彼女のどこに責める要素があるのか。

女性の裸には強いメッセージ性があるが、一方で文化人としての尊厳や高潔さを犠牲にしていると感じる人も多い。

しかし、どうしても伝えたいメッセージがあるならば、規格外れな手段を使うこともひとつの方法ではあるだろう。

あなたはどう思うだろうか?

参照元:MirrorThe New York Times、twitter[1][2][3][4]

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yamada

専門知識があるように見せかけて実はそうでもない博士課程中退者。 好きなものはカフェイン、アルコール、カプサイシン。

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