臓器提供用に子供を売ります!
ロシアから耳を疑うような事件が飛び込んできた。
なんと、ネット上に掲載された闇業者向けのオンライン広告に、ある母子の写真とともに、とんでもない一文が書かれていたのだ。
Russian mum accused of posting sick advert offering to sell her baby son to black market human organ traders https://t.co/uchGsvP6ns
— The Sun (@TheSun) 2018年4月9日
臓器提供用に子供を売ります!健康児です。
そして、その広告の横には、2,400ポンド(36万4千円)と金額まで提示されているのである。
この広告をみた人が警察へ通報したため、写真にうつる母親は事情聴取を受けたのだが、彼女自身は全く身に覚えがなく、むしろ、自分と息子の写真が無断使用されたことに動揺を隠せない様子だという。
一体なぜこんなことになったのか、その後の調査で徐々に真相が明らかになったようだ。
犯人は、かつてのルームメイトか!?
この事件の被害者となったのは、ロシアに住むリュドミラ・サドゥライヴァさん(40歳)とその息子さんだ。
ブラックマーケットとよばれる闇ビジネスの広告に、勝手に写真を使用されたわけだが、一体誰がこんなことを・・・。しかし、リュドミラさんにはすぐに察しがついたという。
それは、彼女のかつてのルームメイトの女性である。
その女性とは生活をともにするなかで、常日頃、部屋の掃除などについての口論が絶えなかったようだ。
現在、刑事事件として警察による調査が続いているというが、これが復讐というのであればあまりにも度を越えてしまっている。
一刻も早い事件の解決を!
リュドミラさんにふりかかった災難はこれだけではない。
オンライン広告をみた人たちから、日々、誹謗中傷を受けているというのである。
道行く男性からは、「ケダモノめ!葬ってやる!」などと罵声を浴びせられ、「子供がいらないのなら、私に譲ってちょうだい!」と懇願する女性もいたというのだ。
現在、問題となった写真の息子の顔にはモザイクがかけられているものの、母子の顔はネット上で拡散されてしまっている。それゆえに、危害を加えられるのを恐れ、息子を保育園に連れて行くことさえできなくなってしまったというリャドミラさん。
自分自身に全く非がないにもかかわらず、二重の精神的屈辱を受けた彼女の気持ちははかりしれない。一刻も早く事件が解決され、平穏な日々を取り戻せることを願ってやまない。