パクリゲーは数あれど、パクリってレベルじゃねーぞ
最近ゲームと言えばスマホでやる人のほうが多い。
わざわざゲーム機を買わなくていいし、無料で楽しめるものも数多くリリースされている。
そんなスマホゲームの中には「あれ?このゲームどっかで見たな?」と感じることも珍しくはない。
今アプリゲームストアランキングを賑わせている「荒野行動」というゲームもパクリではないかと噂されていたのだが、この度ついに訴えられてしまった。
「いやいや、訴えられるレベルってどんだけパクってんの?」と思ったあなたはこちらを見て欲しい。
↑こっちが訴えた側のPUBGのゲーム画面。
↑こっち訴えられた側の荒野行動のゲーム画面。
もう1シーン見てみよう。
↑こっちがPUBG。
↑こっちが荒野行動。
似すぎてる。雰囲気だけでなく、パラシュートで落ちてくる見た目やマップ、コントロール部分の配置もそっくり。
というかこのゲームを知っている人でもどっちがどっちなのかすぐにはわからないだろう。
参考に各ゲームのPVも載せておく。
↑こちらは訴えた側の「PUBG」のPV。
↑こっちが訴えられた側の「荒野行動」のPV。
対応しているハードが違うため画質やクオリティは異なっているものの、ゲーム内容はほぼ一緒。
そして今回パクったとされる荒野行動の人気がかなり出たこともあり、訴訟問題に発展したようだ。
パクった側が本家だと言う意見も出ている理由は?
今回争っているのは「PUBG」と「荒野行動」という2つのゲーム。
両方とも一言で言えば(バトルロワイヤル)サバイバルゲームだ。
広大な敷地に100人のプレイヤーが入り、武器や回復薬などといったアイテムすべてを現地調達して、最後の一人になるまで戦うのが基本ルールとなっている。
ゲームの内容がほぼ一緒なので、「荒野行動のほうが人気があって、本家なんだ!」と思い込んでいる人まで出てくる始末。
なぜそんな勘違いが生まれたかと言えば「荒野行動」のほうが敷居が低くて、若者を中心に一気に広まったから。
訴えた側の「PUBG」はハイスペックPCでないとまともに遊べない上、ソフト自体も有料。
それに対して「荒野行動」はスマホで遊べてしかも無料。そうなると広まるのもこちらのほうが早い。
つまり先に世の中に出たのが「PUBG」だったけど、有名になったのは「荒野行動」だったのだ。
丸パクリは悪いことだが…?
話を戻すと、当たり前だが丸パクリは良くない。そりゃ訴えられる。
果たして「荒野行動」は訴えられたことを受けて、配信停止をしてしまうのだろうか…公式Twitterの反応を見てみよう。
いつも『荒野行動』をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
この度、訴訟の件に関しまして、多大なるご心配をおかけし、誠に申し訳ございません。
また、多くの応援メッセージをいただいており、感謝の念に堪えません。
今回の件に関しまして、弊社は以下の内容を明記させていただきます: pic.twitter.com/peNshomaSS
— 荒野行動-『KNIVES OUT』公式 (@GAME_KNIVES_OUT) 2018年4月8日
なぜか強気の姿勢の「荒野行動」。徹底抗戦の構えである。
訴えられているのは「荒野行動」のほかに「Rules of Survival」というゲームもあるが、最終的には「法廷でバトルロワイヤル!」とならないよう穏便に済むことを一ゲームファンとして願っている…。
参照元:Youtube [1]、[2]、torrentfreak、Twitter