ブラの着用を断固拒否する「ブラコット」!
昨日4月16日、米フロリダ州で「ボイコット」ならぬ「ブラコット」がおこなわれた。
support the #bracott ? pic.twitter.com/HI0i9vDF60
— liz (@lizzymartineez) 2018年4月12日
ブラコット?なにそれ?
勘の良い方はおわかりかもしれないが、ブラジャーをボイコットするのが「ブラコット」である。
そして、この発起人は、17歳の女子高校生だという。一体なにがあったのか、今回ブラコットが起きた背景を探ってみよう。
胸の揺れが異性の気を散らす!?
4月2日、フロリダ州の高校に通うリジー・マルティネスさん(17歳)は、男友達からもらったカルバンクラインの長そでTシャツを着て学校へ向かった。
#Bracott: Student forced to cover "distracting" nipples with Band-Aids fights back https://t.co/BtrCTf9ryG pic.twitter.com/B5HqXOWQxQ
— Newsweek (@Newsweek) 2018年4月12日
ところが、学生部による呼び出しを受けたリジーさんは、こんなことを言われたのである。
あなたがブラを着用していないかもと、先生方から指摘を受けました。胸の揺れをどうにかしなさい。先生方や男子生徒の気を散らしているそうですよ。
この言葉を聞いたとき、一瞬自分の耳を疑ったというリジーさん。しまいには、学校側からバンドエイドを4つ渡され、2つずつ両方の乳首に張るように言われ、涙が止まらなかったという。
I decided not to wear a bra today and got pulled out of class bc one of my teachers complained that it was a “distraction to boys in my class.” My school basically told me that boys’ education is far more important than mine and I should be ashamed of my body. @Manateeschools 🙂
— liz (@lizzymartineez) 2018年4月2日
今日ブラをつけずに学校に行ったら呼び出しを受けた。先生が、男子の気を散らすって文句を言ったみたい。それって私には自分の身体を恥じなさいって言ってるようなもの。私よりもその男子の教育のほうが大事ってわけね。
女性のブラ着用は義務でしょうか?
Martinez has called on other students to show support for the “destigmatizing of natural bodies” by participating in #Bracott on Monday, April 16. https://t.co/vZSn7U6oRl
— USA TODAY (@USATODAY) 2018年4月13日
リジーさんの母親も、今回の件を受け、女だからブラジャーの着用を義務付けられるというのには納得がいかないと話す。校則にもそのようなルールは言及されておらず、娘に放たれた言葉や仕打ちには怒りすら覚えると、メディアに話している。
学校側は、次回、校則の更新時には、ブラジャーの着用を義務付ける点を追加するというが、これには多くの女子生徒も納得がいかなかったようだ。
異性の気を散らさないために、女性がブラジャーの着用を義務付けられることに対し、不平等であると異議を唱える運動が広まり、今回、ブラコットに至ったというわけだ。
校則で、ブラの着用を義務付けられるというのはあまりにも度が過ぎていると思うのだが、みなさんは女性のブラ着用問題、どのように考えますか?