【1分で死ねる】3Dプリンタで作成した「安楽死マシン」に批判が続出する事態に!

テクノロジー

ボタン一つで死が訪れるシンプルすぎる機械

本人の希望によって苦痛を与えずに死ぬことができる、安楽死。いくつかの国で安楽死の権利は認められているのだが、ある医師によって驚きの機械が開発された。

なんと、オーストラリアの医師がボタンを押すと1分で死ねるマシンを開発したのだ!

3Dプリンタで作成可能な安楽死マシン

安楽死マシンを開発したのは、オーストラリアの医師フィリップ・ニチキ氏。

「サルコ(Sarco)」と名付けられたこの機械は、人が一人横たわれるほどの大きさ。

使用方法はいたってシンプル。まず精神の正常さと自殺の意思を証明するテストを受験し、合格すると24時間限定のコードが発行される。そのコードを入力した上でボタンを押すと、カプセル内に窒素が充満する。その後、1分が経つ頃には気を失い5分後にはあの世へ…という仕組み。

人の死に関することなのに、ここまでシンプルな仕組みとは、なんとも不思議なものである。

さらに、このマシンは3Dプリンタで作成することができるらしく、設計図はネット上で無償公開されている模様。手軽すぎて恐ろしい。

4月にオランダで行われたイベントで実機が公開され、VRヘッドセットを用いた”安楽死体験”も可能であった。体験だけならちょっとやってみたいかも…

Exit Euthanasia Q&A Tomorrow Sun 15 Apr on FB @ 17.00 Amsterdam – the Sarco at the Amsterdam Funeral Fair. How…

Philip Nitschkeさんの投稿 2018年4月14日(土)

▲”安楽死体験”の実際の様子

安楽死マシンはなんとも驚きの機械であるが、このプランが発表されると、自殺防止団体や政治家など、各方面から批判の声が上がった。まぁ、そりゃそうですよね。

Twitterでも、

・まさに死のドクター
・自殺マシンはさすがにヤバイ

との声が見受けられ、中には、

・日本でも安楽死の是非を検討する時代が来るかも

と述べている人もいた。

「死」は誰の身にも、いつかは必ず訪れる重大な問題である。現在、技術がどんどん進歩しており、簡単に死ぬ方法が増えているからこそ、死について考える必要があるかもしれない。

参照元:NewsweekFacebookTwitter

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Haru

抽象性大好き男。できないことにしか挑戦しない、当たって砕けるタイプ。詰めが甘く成功を取りこぼすこと多々あり。自己紹介の始まりは基本「男なのに嵐好き」

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