こいつら一体どうしたんだ!?
自然界には様々なナゾや秘密が隠されている。今回お届けする動画も、そのうちの一つである。
現在シンガポールには、野生のカワウソがたくさん住んでいるのだという。観光客が遊ぶマリーナベイサンズの海や、人がたくさん行き交う道路でも、かわいらしいカワウソを見かけることがあるようだ。
そんなカワウソたちを見守っているFacebookユーザーのジェフ・タンさんは、ある日、見たこともないような不思議な生態を垣間見たという。
カワウソたちが、樹の下でまとまってウネウネとのたうち回っていたのである!!
Otter Tree ?
(Music: purple-planet.com)
Jeff Tanさんの投稿 2018年4月7日(土)
人がガンガン通る道路沿いの樹の下で、ウナギの様にニョロニョロしているカワウソたち。
一匹だと可愛いもんだが、まとまってウネウネしているとウナギみたいでちょっと奇妙だ・・・。だが、ひとしきりのたうち回った後には、カワウソは普通にリラックスしている様子である。
「儀式か!?」「変な病気になっちゃったんじゃ・・・」と不安がるコメントがつきながらも、6万7千シェアもされ世界中に拡散された。
一体これはどういう意味のある行為なのだろうか!?
これを撮影したジェフ・タンさんに取材をしたところ、このように解説をしてくれた。
この15匹のカワウソたちはマリーナベイで泳いだ後、体毛を乾かしたり毛づくろいをしています。
この近辺には砂がある場所が少ないので、代わりに木の下の地面を使っているのです。彼らはこの木がお気に入りなようで、私たちはこの木を「カワウソの木」と呼んでいます。
シンガポールの一大名所、マリーナベイの辺りは開発が進んでおり、自然が減少している。カワウソが毛づくろいに使えるちょうどいい砂場も減ってしまっているのだろう。そのために、この木の下はカワウソが集まる楽園と化しているのだ。
近隣に住む人々は、この可愛くて面白い姿を温かく見守っているそう。生態を解明して、お互いがより心地よく共存できる環境が出来たらいいな~。
皆さんもシンガポールにお立ち寄りの際には、「カワウソの木」を遠くから眺めてみてはいかがだろうか。
許諾元:Jeff Tan Facebook