チョコの海と化した道路に作業員は悲鳴
甘くておいし~いチョコレート。皆さんの中にも小さいころに、「チョコのお風呂に浸かりたい!」と考えたことがある人もいたのではないだろうか。
そんな空想が、遂に現実で起こってしまった!!
何やらドロドロした茶色い液体が6車線にわたって広範囲に広がってしまっている・・・。
一見泥や塗料のように見えるコチラの物体は、なんとすべて液体のミルクチョコレート!!
チョコ風呂どころかチョコ海と言っても過言ではない。キッズが大喜びしちゃうギャグみたいな事件だが、現場からは大きな悲鳴が上がっているようだ!
この事故が起こったのは、5月9日の昼間。
ポーランド西部、ヴィエルコポルスカ県を通る高速道路上で、約12トンに及ぶ液体チョコレートを運搬していたトラックが横転した。
唯一の怪我人である運転手は腕を骨折する重傷を負ったというが、命に別状はないという。
しかし、全車線にチョコレートが広がったことでこの道路丸ごと通行止めになってしまい、状況がよりこじれてしまったようだ。
ポーランドのテレビ番組・TVN24が公開した映像には、流れたチョコレートが固まり、へばりついてしまっている様子が映し出されている。
温水をいれた高圧洗浄機やシャベルなどを使って、作業員を総動員して除去作業に当たっているというが・・・、被害はかなり広範囲にわたっているため大苦戦している様子。
更に、事故直後にこの道路を通った車のタイヤ痕が数キロにわたって続いているとのことで・・・ますます被害が広がっているという。
清掃に当たっている地元の消防団長は地元メディアの取材に対し、「作業は何時間もかかる。チョコは固まると雪よりもたちが悪いよ!」と語っており、苦悩を訴えている。
ちなみに、ポーランドの5月の平均気温は16度だ。道路の上に固まった板チョコが乗っているような状態である。すべて除去するのは、相当骨が折れる作業となることだろう。
チョコの海は想像だから良かっただけで、現実は甘くはなかったようだ。
参照元:Facebook、Inquirer.net