気分がいい時に思わず歌っちゃう・・・そんな人は多いだろう。それも、トップシンガーみたいに自分に酔いながら歌っちゃったりして・・・。
普通ならその姿を見られたらメチャクチャ恥ずかしいものだが、今回問題となっている迷惑隣人は、裁判所に歌うことを禁じられる程の爆音で歌いまくっていたのである!!
歌姫気分で警察に怒られる
こんな珍事が起きているのは、イギリス東部の都市ノリッジにある小さなアパート。
ここに住むヘザー・ウェブ容疑者(48)は、昨年12月に裁判所から歌うことを禁じられたにもかかわらず、3度も破ったとして逮捕された。
被害を訴えているのは、彼女の部屋から40メートルも離れた部屋に住むポール・ボウフォードさん。彼はつねづね、ウェブ容疑者の歌声に苦しんでいたという。
裁判所の命令は効果を示すことなく、今年の2月7日・・・ボウフォードさんは歌声に耐え兼ね、朝っぱらから歌っているウェブ容疑者の酷いオペラを録音しに行ったのである。
▲ボウフォードさんが録音した問題の歌声
地元の評議会に録音ファイルを提出するとき、「ネコが溺れているような歌声」と例えたそう。
しかも、ひどいのは歌声だけではない。ウェブ容疑者は声自体がやたらとデカいようで、別の問題も起こしていたのである。
ウェブ容疑者の上の階に住んでいる別の住人が、ある夜、ヘッドフォンをしながらテレビを見ていると、突然叫ぶような声が聞こえたという。
ヘッドフォンを外して原因を探ると、やはり下の階から響き渡っていたことがわかったのだ。
更に最悪なことに、当初午後11時半を回っていたにも関わらず、そのまま絶えず叫び続け、翌日11時までずっと大声を上げていたのである。
ヘッドフォンをしてても聞こえるなんて、相当な声の大きさである・・・。
ウェブ容疑者は容疑を否認
なお、ウェブ容疑者は「そんな覚えはない!」と容疑を否認しており、裁判所に現れなかったという。
しかし3回もの違反を犯したために逮捕され、執行猶予なしの2年の懲役が科せられた。
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今回の判例ができたことで、イギリスでは騒音が犯罪になることが歴然となった。
筆者も毎晩のように隣家から爆音で流れる音楽に苦しんでいるので、日本でも取り締まってほしいと切実に思う。