プーチンより先に橋を渡るだなんて・・・
ロシアのプーチン大統領と言えば、強硬な姿勢を貫き世界中で恐れられている人物の一人。彼に失礼なことをしたら、速攻で処されてしまう、、、かもしれない。
しかし、そんなプーチン大統領に堂々と失礼なことをした命知らずなヤツが突如登場した。なんと、ネコちゃんである。
ことが起こったのは、5月15日の「クリミア橋」の開通式。
Путин открыл Крымский мостhttps://t.co/p9QLyND3R8 pic.twitter.com/qdDi32fJ6j
— РИА Новости (@rianru) 2018年5月15日
ケルチ湾をまたいでクリミア半島とロシア大陸部を結ぶこの橋は、欧州最大の規模を誇り、ロシアの威信をかけて約122億円(69億ルーブル)ちかく費やして建設されたものだ。
プーチン大統領はその開通式で、記念すべき第1通過者として渡ろうとしたようだが・・・先にとあるネコちゃんが橋を歩ききってしまったのである!
「世界一冷酷な男のプーチンになんてことを!例えネコちゃんだろうと処されるぞ・・・ッッ!!?」と現場にいた人々をいっきに凍りつかせた、ロックなネコちゃんというのがコチラだ!
もっちりしたお顔がかわいいのに、どこか恐れ知らずの風格を漂わせ、相手が大統領だろうと一切媚びない姿勢を示している。ナイスなふてぶてしさだ。
こちらのネコちゃんは、クリミア橋の工事作業員の間で飼われているモスチク。ロシア語で「橋」という意味だ。
もともと野良猫だったというが、工事現場によく現れていたことから、2015年からマスコットとして採用された。
お疲れの作業員を癒すだけではなく、フェイスブックやインスタグラムでクリミア橋の宣伝もこなした後、なんと先日5月15日の完成式典にも出席することとなったそう。
▲プーチン大統領の取材をきくモスチク
▲殺到する記者たちに渋々対応するモスチク
プーチン大統領は開通式で、ロシア産トラック「KAMAZ」を自ら運転し、橋を走りきったとのこと。
欧米諸国の間では、この橋の開通でクリミア半島情勢の変化が懸念されているようだが、モスチクのファンはそれをあまり気にしていない様子だ。
きな臭い一面もあるニュースではあるが、このまま何事もなくモスチクが平和の象徴になることを願うばかりである。