ホームレス女性に1億2千万円以上の貯金が!
先週、レバノンで一人のホームレス女性が亡くなった。
そして、その後の調査で、地元銀行に彼女名義で1億2千万円以上もの貯金があることが発覚し、今世界が騒然としている。
A beggar worth millions https://t.co/LGlmnmOKpC
— Gulf News (@gulf_news) 2018年5月17日
▲のちに発見された彼女の通帳
通帳には、毎月末、約60万円から70万円を預金し、同日に約4万円から4万5千円を引き出している形跡がみられる。記帳は先月、2018年4月10日に約72万円を預金して終わっている。
これには家族も驚きを隠せなかったようだ。彼女には母親、そして7人の兄弟がいたようだが、誰も彼女の貯金については知らなかったという。
両手脚を失い、20年以上の路上生活
亡くなったこの女性はファティマ・オスマンさん(52歳)。
12万人が亡くなったとも言われるレバノン内戦(1975年~1990年)中に両手脚を失い、それ以来、20年以上にわたり路上生活をしてきたようだ。
今年3月、体の不自由なファティマさんに水を差し伸べる兵士の姿がSNSに投稿され拡散、地元でファティマさんは知られる存在になったのだとか。以来、彼女は多くの人から食料を分け与えられるなどして生計を立ててきたという。
#Beirut #beggar who died with $1 million in the bank https://t.co/Ea4HQqEwb0 #FatimaOthman pic.twitter.com/b8WPnyWTKv
— Arab News (@arabnews) 2018年5月16日
亡くなったファティマさんを発見した地元警察が、彼女の所持品であった黒いゴミ袋2つを開けてみると、そこにはなんと現金約37万円が入っていたという。
彼女の死因は心臓麻痺であったことが判明し、事件性はないとされた。
彼女がどのようにして莫大な資産を得たのか、そしてこれだけの資産があるにもかかわらず、なぜ路上生活を続けてきたのか、彼女しか知らない真実がそこにはあったに違いない。
参照元:Twitter①、②、Lebanese Examiner