銃のタトゥーを入れたサッカー選手に非難殺到!
今週、あるサッカー選手がインスタグラムに投稿した写真に非難が殺到した。
それがこちらの写真である。
イギリスのプレミアリーグ・マンチェスター・シティFC所属のラヒーム・スターリング選手(23歳)。チームメイトとの練習風景の様子を投稿したのだが、彼の右足に注目だ。
M16アサルトライフル(自動小銃)のタトゥーを入れ、笑顔をみせるスターリング選手だが、銃規制運動がより一層強まる現在、このタトゥーに敏感に反応した人が多かったようだ。
「自分の右足を銃で撃った」などと皮肉めいた見出しで報じたメディアもあれば、銃の犠牲になり息子を亡くしたという遺族からは「絶対に受け入れられない」と非難を浴びることとなったのである。
スターリン選手は夢を追う子供たちの憧れでもあり、問題のタトゥーを消すか隠さない限り、イングランド代表を退いてもらうと言い張る人まで出てきたが、この問題は彼の発言によって収束を迎えることとなった。
父親を銃の犠牲で亡くしていた過去
実は、このタトゥーにはある秘められた想いがあったという。
▲娘と遊ぶスターリング選手
私が2歳のとき、故郷ジャマイカで父親が銃で撃たれて亡くなりました。そして誓いました、一生銃には触れないと。まだ未完成ですが、このタトゥーを右足に刻んだのはそんな意味があったのです。
そう、彼もまた銃で家族を亡くした遺族のひとりだったのだ。
これを受け、サッカー連盟の広報担当者も異例の声明を発表した。
彼の正直で心を打たれる真意を聞き、サポートすることを決めました。スターリング選手は他のチームメイトとともにワールドカップに向けた準備に専念してもらいます。
銃を肯定するわけではなく、銃によって起きた悲劇を忘れないために刻んだタトゥー。そこには大切な家族を亡くしたつらい過去と向き合っていこうとする彼の強さがあったのかもしれない。
参照元:Instagram