体中に落書きをされた捨て犬
5月25日、オハイオ州の公園を訪れた人が、ケージに入れられたままの一匹の捨て犬を発見した。
しかし、その犬の体には、黒い油性ペンで落書きがされていたというのである。
体には「FREE(無料)」という文字。
頭部には「Good Home Only(良いお家だけ)」と書かれ、
さらに反対側には「I am a gift from God(私は神からの授かりもの)」と、書かれているのである。
発見した人は警察に通報し、すぐさま地元の非営利団体「ロス・カウンティー・ヒューマン・ソサイエティ」が彼女を保護しにやってきた。彼女を目にした団体代表者は、動物にこんなことをした飼い主が信じられないと憤りを隠せない。
動物シェルターに足を運んでほしい
生後約5ヶ月とみられるこの犬は、フランス語で奇跡を意味する『マーヴェラ』と名付けられ、保護されているシェルターで元気な様子をみせているという。
Just an update on Marvella… the story of how she came to Ross County Humane Society has been shared nearly 6k times…
スタッフたちの手によって、この落書きは綺麗に落とされ、見違えるような姿になったマーヴェラ。
今週末には予防注射を済ませ、新しい飼い主を募るというが、マーヴェラを引き取りたいと、すでに大勢の人が申し出ているという。
シェルター側は、反響を受け、このように述べている。
マーヴェラのように捨てられた動物はたくさんいます。ここだけに限らずどうぞ地元の動物シェルターを訪れてみてください。お金を出して買わないでください。引き取っていただきたい動物はたくさんいるのです。
もしかするとマーヴェラに書かれていたのは、やむをえない事情で彼女を飼えなくなった飼い主からの切実なメッセージだったのかもしれない。しかし、当然ながら、体に書いたことや、公園に捨てたことなど飼い主を非難する声はやまない。
一日も早く、マーヴェラが新しい家族と平穏な日々を取り戻すことを願いたい。