「主はロバに乗っていないからじゃ」
みなさんは、説教師という人々をご存知だろうか。キリスト教の集会などで、信徒の人々に説教をする者である。
最近ではテレビやネットで知名度を上げているそうで、中にはスターのような説教師もいるのだとか。
だが、その一人であるアメリカの人気説教師が、不届きな企画を立ち上げているとのことで話題になっているという！
なんと、プライベートジェットを買いたいがために信徒に寄付を募っているのだ！！
しかも購入しようとしているのは3機目。アラブの王族のようだ。
Watch "this Week with Jesse" as Jesse shows the importance of using aviation as an amazing tool for evangelizing the world! Tune in each Monday at https://t.co/hnG6BhPAvH or on our JDM App. Click to watch https://t.co/PLfSYt2A3U pic.twitter.com/sAvKskmokO
— Jesse Duplantis (@jesse_duplantis) 2018年5月21日
この企画を行っているのは、ルイジアナ州ニューオーリンズの説教師、ジェシー・ダップランティス氏（68）。
彼はテレビや書籍で大きな支持を集め多くの信徒に愛されており、ルイジアナ州でいくつかの教会を経営しているという。
しかし、この企画によって不信感が沸き起こっているという。
▲ファルコン7Xのイメージ
今回購入しようとしているのは、フランス製のプライベートジェット、ダッソー・ファルコン7X。そのお値段、5億8千万円！！！（54百万米ドル）
世界屈指の億万長者じゃないと気安く買えないレベルの代物である。
信徒ではない我々からしたら「ペテン師じゃないの・・・？」と突っ込みたくなるものだが、他の2機も同様の方法で資金を募り、見事購入に至ったというので驚きである。
強引な企画ながら、信徒たちを納得させた言葉と言うのがコチラだ。
ファルコン7Xのために私を信じてください。今、説教師はプライベートジェットを持ってはいけないような風潮がありますが、私が考えるに、真の説教師は福音を世界中に届けるため、出来る限りのすべての手段をとらなければならないと考えています。
もしイエス・キリストが今を生きていたとしたら、彼はロバには乗っていなかったでしょう。彼はきっと飛行機に乗って世界中を旅しているはずです。
キリストも「いや、プライベートジェット欲しいだけでしょ」と口にしてしまいそうな発言である。
この発言は瞬く間に他のキリスト教徒の間で広まり、批判を浴びることとなったという。当然のごとく、集めた寄付を人々の救済のために使うべきだといった意見が多かった。
これに対し、ダップランティス氏と共に働く説教師ケンネス・コープランド氏は「欲望で満ち溢れた世界でそれを行うのは難しい」と反論し、プライベートジェットの必要性を訴えている。
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世界史の教科書を開いてみても、キリスト教の世界には様々な悪徳聖職者が現れており、宗教改革などの出来事を起こしてきた。こうした不道徳な説教師が現代に現れるのもおかしくはない。
真面目に頑張っている聖職者の皆さんからしたらとんでもなく迷惑な話である・・・。
