首相官邸ネズミ捕獲長
テレビの映像には、製作者が思いもかけないようなものが映りこむことがある。そして、本筋よりもそちらのほうが話題になってしまう事もある。
11月20日、イギリス在住のライター・ローレン・フランクリンさんが、とある報道番組の一部分をシェアして話題をよんでいる。
Is there anything more British than this policeman knocking on Number 10 to let the cat in? pic.twitter.com/SpoQkmWI14
— Lauren Franklin (@Franklinsays) 2018年11月20日
ブレグジットに関するニュース報道の後ろで、一匹の猫が座り込んでいる。猫がいるその場所は「10」と書かれたドアの前。ダウニング街10番地にあるイギリスの首相官邸である。その後警備にあたっていた警察官がやってきて、猫を官邸内に入れてあげたようだ。
「首相官邸に猫を入れる」とはこれいかに。実はイギリスには「首相官邸ネズミ捕獲長」という役職がある。官邸のネズミを処理する国家公務員として猫を雇用しているのである。
▲現職の首相官邸ネズミ捕獲長「ラリー」
動画に映っている猫は、現職の首相官邸ネズミ捕獲長・ラリーである。警備中の警察官がラリーを手助けしてあげる瞬間は、「最もイギリスっぽいもの」として大手メディアBBCも紹介している。
The most British thing you'll see today happened in Downing Street this morning, and it involved @Number10Cat and a thoughtful police officer
[tap video to expand] pic.twitter.com/patlVNAFQW
— BBC Politics (@BBCPolitics) 2018年11月20日