CPRで動物の命を救った消防隊員
5月31日早朝、中国東部の安徽省(あんきしょう)にある小さなペットショップで火災が発生した。
誰もいない店内、ケージの中にいる動物たちは逃げる術もない。
しかし、熟練した消防隊員たちの手により、約20匹もの動物の命が救われたのである。少しでも救助が遅ければ、多くのペットが犠牲になっていただろう。
煙の立ち込める店内から即座に動物たちを外へ運び出す消防隊員たち。しかし、運び出された動物のうち、数匹は意識を失った状態だったという。
そこで彼らはCPR(心配蘇生法)で動物たちの心肺蘇生を試みたのだ。
熟練した隊員たちによる見事な連携
CPRとは呼吸や心臓が停止している救急患者に対して行う心配蘇生法のことである。迅速さもさることながら、適切な措置が生死を分けるといっても過言ではない。
汚れ濡れた顔や体を注意深く拭き取る隊員、心臓マッサージを懸命に行う隊員、呼吸機で酸素を送る隊員など、安徽消防隊員たちは見事な連携プレーをみせ、多くの動物の命を救うことに成功したのである。
火災の原因は今現在も調査中だというが、存在するすべての命は価値があるものであり、そんな命を救った消防隊員たちの活躍には賞賛の声が寄せられている。
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