宇宙ステーションから、次の試合を見守ってるよ!
白熱するワールドカップ。その熱は地球だけには決して留まらない。
地上から約400km上空、国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士たちもまた、サッカーに夢中なのである。
そのうちの一人が、ドイツのアレクサンダー・ゲルスト飛行士。
日本では、先日宇宙ステーションから帰還した金井宣茂飛行士が話題になったが、ゲルスト飛行士は金井飛行士と入れ替わりでステーションに滞在。期間は6月6日から12月までの予定で、ワールドカップは宇宙で観戦という形になる。
6月17日に行われたメキシコ対ドイツ戦では、残念ながら、ゲルスト飛行士の母国ドイツが負けてしまった。しかし、中継を見ていたゲルスト飛行士は以下のようにツイートしている。
.@DFB_Team_EN The first game still counts as dress rehearsal! 😉 Congratulations to @miseleccionmxEN, great match by both teams. Fingers crossed for the next game from the #ISS! #GERMEX #DieMannschaft #ZSMMN #Horizons pic.twitter.com/MO33aHBCIQ
— Alexander Gerst (@Astro_Alex) 2018年6月17日
最初のゲームはリハーサルのようなものさ。でも、どちらのチームもすばらしかったし、メキシコもおめでとう。宇宙ステーションから、次の試合を見守ってるよ!
宇宙から世界を俯瞰する飛行士らしく、寛容なコメントである。
実は、ゲルスト飛行士と一緒に宇宙ステーションに滞在している、ロシアのセルゲイ・プロコピエフ飛行士も大のサッカー好き。
もしドイツとロシアが勝負する事になったら、「ロシアが勝った場合、ゲルストの額にロシアの国旗を描き、ドイツが勝った場合、プロコピエフがゲルストと同じ髪形(スキンヘッド)にする」という謎の賭けをしているという。
もしかしたら、ワールドカップがかもし出すエネルギーは、宇宙線より強いのかもしれない。