毛の生えた女性がカミソリCMに登場!
これからの季節、肌の露出も増え、多くの女子が気にかけるのがムダ毛であろう。
そんななか、米国を拠点として展開する脱毛関連商品企業『ビリー(Billie)』が打ち出したカミソリのCMが、業界初だと話題になっている。
何が『業界初』なのか、考えながらご覧いただこう。
そう、実際に毛の生えている女性を登場させ、剃毛の様子や剃毛前後の比較をCMのなかで紹介しているのである。
実は、このようなカミソリのCMにおいて、毛の生えた女性をCMに起用するのは初めての試みだというのだ。
毛のないモデルと商品効果の疑問
日本でも毎日のように目にするカミソリのCMだが、モデルたちはみな、ムダ毛ひとつない脚やワキを披露している。
しかし、それは実際にそのカミソリで処理したものなのだろうか。
すでに脱毛された綺麗な身体をみせられても、それがその商品効果だという証拠は一切ない。
だが、そのCMをみた消費者たちは何も疑うことなく、その商品を購入しているのである。
そして、CMで毛を見せないのは、やはりタブー視する風潮があるからなのかもしれない。
女性にも毛があるのは紛れもない事実
そこで立ち上がったのが、写真家のアシュレー・アーミテイジ氏だ。
彼女は、陰毛、ワキ毛、腕や脚の毛など、すべての女性に共通する毛を撮影し、真の女性の姿をこのCMに取り入れたのである。
そして、個々において毛が生えている部位、脱毛する部位や脱毛方法が異なることにも触れている。
ワキ毛を剃る人もいれば剃らない人もいる。すべての女性が毛に対し同様な考えを持っているのではなく、多様化した考えがあるということをCMを通して伝えたかったという。
アーミテイジ氏がインスタグラムに投稿する写真に対して、「汚い」「気持ち悪い」などという批判の声も多いというが、女性に毛があることは自然なことであり、毛に関する考え方は人それぞれであることを理解してほしいと話す。
CMのキャッチフレーズにもあるように、世界は女性に毛が存在しないかのように振るまうが、女性にも毛は存在するのだ。
この画期的なCMには様々な意見が飛び交いそうだが、ニューヨークのど真ん中、タイムズスクエアにも大きな広告が掲示され、今後の反応が楽しみである。
参照元:Instagram