俺、韓国人なんだけど…
突然だが、こちらの少年をご覧いただきたい。
先日、イギリスから韓国の空港に到着した彼は、入国管理局により入国を拒まれ、空港で2時間も足止めをくらう羽目になってしまったというのだ。
彼は韓国人であり、韓国のパスポートを所持していたにもかかわらず、なぜ母国への入国を拒否されたのか。
それは、彼の外見以外には考えられないだろう。
外見だけで判断しないで!
昨年モデルデビューを果たしたハン・ヒュンミン(17歳)は、ナイジェリア人の父と韓国人の母を持つ、いわゆるハーフである。
韓国で生まれ育った彼は、英語を話すことはできない。しかし、空港スタッフは、韓国人だと言い張る彼に、ひたすら英語で話しかけてきたという。
そのときの様子を、後日、韓国のテレビ番組でネタとして扱っているが、かなりトラウマになってしまっているようだ。
入国管理局ではスタッフに疑いのまなざしを向けられ、「絶対韓国人じゃないわよね」なんていう会話もスタッフ同士で耳打ちされたという。韓国人であることを主張しても、ひたすら英語で質問されるのみ。
結局、彼は母親に電話をし、入国管理局のスタッフに納得してもらったというのである。
外見だけで判断すると、このような誤解が生じるという良い例だろう。特に今の時代、彼のようなハーフの子供はたくさんいるのだから。
そんな17歳の少年の夢は、世界のファッション業界に進出すること。その日のために、とりあえず英語は習得しておいたほうが良さそうですね。