最愛の人が倒れたとき、あなたなら何をしますか?
「ウソをついてはいけない。」小さなころに誰しもが言われる、当然のことである。
だが、、、それが貧しい一家の長女の、妹を守るためのウソだとしても、「ウソはいけない」と簡単に言うことができるだろうか?
貧しい一家を襲った悲劇
Chinese woman offers marriage to save cancer-stricken sister, raises US$125,000 https://t.co/SQUYkUoMXk pic.twitter.com/wcjFV5Uahp
— MSN Philippines (@msnph) 2018年6月7日
中国に住むツィ・チャオさん(23)は、両親と妹のシャオさん(14)と4人で暮らしていた。
ゴミ収集作業員の父親の1ヵ月の給料は約1万7千円(1000元)に過ぎず、とても裕福とは言えない生活。さらに母親は身体に障害があるため働くことができない。
そんな状況の中でも、彼女は幼稚園教諭の仕事に就き懸命に働いていた。
だが、そんな一家に悲劇が訪れる…
なんと妹のシャオさんが、白血病に倒れ入院してしまったのである。
妹の病気を治すためには高額な治療費が必要だが、そんなお金を用意することは到底できない。
そこで彼女は、妹の治療費を集めるため、ネット上で寄付を募ることにした。こんな一文とともに…
※寄付してくれたら結婚します
目立たせるためのウソに1400万円集まる
そんな馬鹿な!という感じだが、もちろん結婚などしない。これは彼女が考えに考え、ようやく思いついたウソなのである。
こうでもしないと目立たない、と考えて付けたこの一文は大きな反響を呼んだ。なんと目標金額を大きく上回る、約1400万円(80万元)が集まったのである。
このようにして、なんとか妹の治療費を集めることのできたチャオさんは、
家族がみすぼらしいことを周囲の人に知られたくなかったから、このようなウソをついてしまった。でも私は、妹のためなら、できることは何でもするつもりなの
と述べた。
ウソをつくことはいけないことである。どのような思いであれ、結婚できるかも、と考え寄付した人がいたとしたら、なんとも不憫なものである。
だが、彼女の境遇を知ると…このようにウソをつかない限り、募金の情報が目立つことはなく、妹を助けることはできなかっただろう。
果たしてこのような状況であったとしても、「ウソはいけない」と心から言うことができますか…?