血のように真っ赤な川
今年6月、中国四川省東南部にある宜賓市(ぎひんし)の近くのジャングルを流れる川に、ある異変が起こった。
Strange ‘blood’ river flowing in China pic.twitter.com/c3eXiRySbZ
— RT (@RT_com) 2018年7月5日
血のように真っ赤に変色した川に、近隣住民はひどく驚いたという。
原因は、工場からの塗料の流出であると見られている。
繰り返される「赤い川」問題
実は、中国で赤い川が目撃されたのは今回だけではない。
2011年には、治安川が真っ赤に染まり話題になった。近くの化学工場による不法投棄が原因であると言われている。CNNの報道によると、赤い染料は、プラスチックバッグや花火の包装に利用されるものだという。
その1年後、今度は長江の支流が赤く染まった。このときは、当初「富栄養化によるもの」との見方がされたが、最終的には「産業汚染が原因であることを否定できない」との結果になった。
さらに2年後の2014年には、温州の川が真っ赤に。この川は着色料の会社や製紙会社、衣服製造会社とつながっており、それらの不法投棄が原因であると言われている。
そして2017年にも、江西省の川が赤く染まった。
#TRENDING: River in China turns blood red – http://t.co/CACUB19SUe
(Photo via YouTube/Shanghaiist.com) pic.twitter.com/IQxRm1xk6p— Denver7 News (@DenverChannel) 2014年7月27日
2014年、真っ赤に染まった温州の川
edamame.では過去に、イギリスの川が産廃カレーで汚染されたニュースを紹介したことがある。
何度繰り返されようとも、大きな川が汚染された姿は、常に衝撃的である。
参照元:Twitter[1]、[2]、IFLScience、CNN