フィラメントの暖かみをもう一度
白熱電球の暖色に安らぎを感じる…そのような経験をしたことはないだろうか。
白熱電球の仕組みは、フィラメントという炭素の芯に電気を流すことで発光するというものだ。白熱電球を生み出した大発明家エジソンは、フィラメントの材料を悩みに悩んだ末、京都の竹が最適だと考えた。そのフィラメントの輝きには、エジソンも感動したはず。エジソンお墨付きの光、それが白熱電球の暖色だ。
近年、白熱電球はLED電球に取って代わられ、表舞台からは姿を消している。だがLED電球の、真っ白の蛍光部や味のない光はおしゃれとは言いがたい。
LED電球はなんか味がないなぁ、白熱電球の暖色にもう一度癒されたいなぁ、と考える人も少なくはないだろう。
そんな方々に朗報だ。白熱電球の暖色を思い起こさせてくれる、デザインLED電球を発見した。
フィラメントの暖かみを放つ、デザインLED電球Siphon
その名は、デザインLED電球Siphon(サイフォン)。この電球は古き良き、暖かい光を放ってくれる。
これまでにも暖色系の光を放つLED電球はあった。だが、フィラメントがないため、白熱電球のような味わい深い電球とは、ほど遠かった。
一方Siphonは、透明のガラス球の中に、フィラメントを再現した特殊なLEDの発光部が入っている。暖色の明かりを味わいつつ、LEDのコスト・寿命を享受できる。まさにいいトコどりの代物だ。
Siphonは多くの人に親しまれているようだ。かつてクラウドファンディングで資金を募っていたが、なんと1500万円も集めることに成功した。2015年の発売開始からもすぐに、Siphonは人気商品になった。
現在5種類の電球が発売されているため、大きさ・使用目的に応じて買い分けることができる。
今までのLED電球とは異なり、とてもおしゃれなつくりになっているため、インテリアにこだわりを持つ人によく買われているようだ。
大きめサイズのSiphon、Grande
そして現在、通常のサイズの電球だけでなく、大きめのSiphon Grande(サイフォングランデ)が開発されている。クラウドファンディングで資金を募っており、すでに100万円以上が集まっている。
Siphon Grandeは3種類の開発が行われており、それぞれが大きめのサイズになっている。
われわれは今回特別に、Siphon Grandeの試作品をお借りすることができた。
なお、今回お借りしたものは試作品なので、LEDの本数や口金の色など、実際の製品とは少し異なる箇所があるが、イメージ用として参考にしていただければ幸いだ。
Teardrop(ティアドロップ)
名前の通り、涙の形のデザイン。
電球と聞くとイメージするベーシックで人気の形。
Ball200(ボール200)
丸いボール型のデザイン。
大きく、きれいな円形で、どこか落ち着く形。
Fisherman(フィッシャーマン)
「漁師」という名前を冠したデザイン。
カフェやレストランでも見栄えする、個性的なデザイン。
このようにSiphonはデザインLED電球の名の通り、LEDとは思わせない、味わい深い電球であった。実物は、想像よりも大きく感じたがその分、一つあるだけでいつもとは違う空間を創り出せるだろう。
フィラメントの癒しを与える、Siphon
Siphonは昔懐かしい白熱電球を模しており、フィラメントの癒しを感じられる電球であった。
おしゃれなカフェやレストランの照明にもぴったりだろう。もう一度フィラメントの暖かみを感じたい方は、Siphonに癒されてはどうだろうか。