リスさんかと思ったら・・・
太陽をいっぱいに浴びた夏野菜が美味しくなってくる今日この頃、皆さんの中には家庭菜園を手がけている方もいらっしゃることだろう。
一方、せっかく実った野菜が野生の動物たちに食べられてしまうなんてことは珍しくない。
今回紹介する被害者の女性も、自宅で栽培していたトマトがむしられていたそうだが、「あらあら、リスさんが食べちゃったのかしら?」とお考えだった模様。
しかし・・・監視カメラを確認すると、そんなカワイイ結論では済まなくなった。
なんと、見ず知らずのオッサンが食べてたのである。
問題が発覚したのは7月3日のこと。カナダ、ケベック州モントリオールにお住いのロブ・モーリンさんという男性はつるしたバスケットの中でトマトとイチゴを栽培していたのだそう。
しかし実りの時期を迎えたこの頃、トマトがキレイにむしられていることに気づいたのだ。
どうせリスがとっていったのだろうと考えていた中、監視カメラを確認したところ・・・腹ペコな郵便配達のオッサンがもぎとって食べていたのである!!
しかもこの日だけではなく、配達の度に美味しそうに食べていく姿が激写されており、ここ数日間のあいだにも10個以上のトマトを食べられていたとのこと。
体型などを見る限り、犯人はひとりではなく複数人いるとみられている。ひとしきりつまみ食いしたと思えば、郵便物を届け、その後無言で去っていくとのこと。また映像には、本当にリスが食べに来ている光景も映っていた。
モーリンさんの奥さんはこれに対し、「美味しかったですよ!とか冗談でも教えてくれれば良かったのに。でも彼らは何も知らせずにトマトを食べつくしてしまっていて、私たちの分がほとんど残ってないんですよ。」と苦言を呈している。
教えてくれれば分けてあげたのに・・・という気持ちを示しているあたり、モーリンさんの心の広さが感じ取れる。
モーリン夫妻は地元郵便局に対し、該当する郵便局員を解雇させるまでにはいかないが、せめてもの謝罪をしてもらえるよう求めているという。
リスだったら可愛くて許せるもんだが、オッサンだと話は別。子供じゃないんだから、業務中につまみ食いなんてするもんじゃないよ!と突っ込みたくなる事件であった。