腕がないのにどうやって?
7月11日、アメリカ・フロリダ州マイアミにて、両腕がない男が旅行者の男性の腕をハサミで刺し逮捕されたことを、地元誌マイアミヘラルドが報じた。
逮捕されたのは、南フロリダで路上生活を続けているジョナサン・クレンショー(46)。
被害にあったのは、イリノイ州シカゴから観光に来ていたセザール・コロナ―ドさん(22)。
地元当局の調べによると、10日深夜、22歳の男性がクレンショー容疑者の頭を叩いたことがきっかけでケンカになったとみられている。
こうして激高した容疑者は足でハサミを持つと、男性の体に飛び乗って組み伏せ、腕を2回にわたって刺し逃走した。
一方、被害者のコロナードさんと一緒にいた友人らは「何の前触れもなくいきなり飛びかかって差してきた」と証言しており、現在もトラブルの発端を捜査中とのこと。被害者はすぐさま病院に搬送され処置を受けたため、命に別状はないという。
クレンショー容疑者はその後警官によって捕えられ、加重暴行の疑いで逮捕されたという。
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なお、クレンショー容疑者はホームレスで有りながらも鮮やかな絵が持ち味のストリートアーティストとして人気を集めていた。
サウスビーチの路上でキャンバスを広げ、足でペンを握って器用に絵をかくと、6700円(60ドル)程で売り生計をたてていたという。
逮捕前の地元メディアのインタビューで、幼少期は母親と同居していたと話していたというが、「母は保険金欲しさにネズミの毒を仕込んでいたかもしれない」などと、不穏なコメントを残していたという。また裁判所の記録から、過去には4回の暴行、公務執行妨害、不法侵入などといった前科も明らかになっている。
「腕がないのにどうやって?」といった謎によって多くの注目を浴びた今回の事件。風光明媚な観光地のど真ん中で起こっただけあり、治安の悪化が心配される・・・。
参照元:Facebook、Miami herald