娘さんとお住まいの方は、小さいころに可愛さあまってチュッ♡とキスをすることは普通にあったことだろう。
だが先日、トルコの男性が大好きな娘の唇にキスをしたところ、懲役15年もの実刑判決がでてしまったのである!!
「ええっ!愛ゆえにしたことなのに!」とお思いの方もいらっしゃるだろう。この事件には裏があるのだ。
娘への虐待か、妻の憎しみか
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トルコの地元紙「デイリー・ハリエット」によると、逮捕された男は6月11日、寝ている娘の唇にキスをしたとして、虐待の罪で15年の懲役刑が言い渡されたという。
男は2017年に浮気が原因で妻と離婚しており、アンカラ第一家庭裁判所は娘2人の親権を母親に渡していた。
引き金になったのは、今年3月におこった出来事。11歳の娘は母親の許可を取って自宅に父親を呼び、一緒に宿題を教えて貰ったりしていたのだそう。それまでは父親と娘の関係は良好だったことがうかがえる。
しかし父親が帰った後、母親のもとに娘がやってきて「お父さんにキスをされた」と告白され、母親は父親を刑事告発することに決めた。
その際、警察の取り調べでこのように証言したという。
私は父に「帰って」と言いました。その時に口にキスをされ、とても悪いことをした気持ちになりました。叔母の家で一緒に眠っていたときも、こっそりと唇にキスをされました。
長いキスではありませんでしたが、私が強く怒ったところ「娘だからキスくらいいいじゃないか…」と反論してきました。
一方で娘は擁護する姿勢も取っており、「ハグをするときは、邪な感情を持たずに抱きしめてくれていると信じています」とも明かしている。
だがその後父親は虐待の容疑で逮捕され、7月にアンカラの刑事裁判所で開かれた裁判において、男は「虐待の意図はなく、元妻は離婚への復讐心によって刑事告訴した」と述べている。
検察は証拠不十分で無罪にすることを主張していたが、母親と少女の証言によって有罪判決となってしまったのという。
たとえ離婚していても娘への愛は変わらないが、娘は嫌がっていたことは確かだ。トルコのネット上では様々な議論が交わされてる。
参照元:daily Hürriyet