わたしたちが生活していくうえで、地域コミュニティーとのつながりは非常に重要なものである。
近年、日本では隣近所との付き合いが減り、地域とのつながりが希薄になっていることが懸念されているが、アメリカから心が温まる話題が届いたのでご紹介しよう。
ホームレス男性のヒゲ剃りをする警察官
それがこちらの動画である。
米フロリダ州タラハシーという町のガソリンスタンドを訪れていた女性によって撮影されたものだ。
そこには、警察官がホームレス男性のヒゲを剃ってあげている様子があった。
マクドナルドの面接に行ったら…
仕事を探していたホームレス男性フィルさんは、ガソリンスタンド横にあるマクドナルドに面接を受けに行ったという。
しかし路上生活を続けていたフィルさんの伸びきったヒゲをみて、こう言われたのだ。
月曜までに身なりを整えてくれば採用できるかもしれない。
すぐさまヒゲを剃ろうと試みたものの、鏡もなくうまく剃れない。そこを通りかかった警察官が声をかけると、フィルさんは「もしかすると仕事が決まるかもしれないんだ!」と嬉しそうに言ったという。
そんなフィルさんに手を差し伸べたのだ。
警察官に身なりを整えてもらい採用決定!
SNSで拡散された動画だが、フィルさんの面接結果がどうなったのか気になるところだ。
タラハシー市警察によって、フィルさんのその後の様子が更新されていたぞ!
▲ヒゲを剃ってあげた警察官とフィルさん
身なりを整えて面接に行ったフィルさんは見事採用されていた。よかった!しかし、もうひとつ、彼にふりかかった難題があったようだ。
それは身分証明証とソーシャルセキュリティーナンバーの発行である。ホームレスのフィルさんは健康保険などに加入していないため、身分を証明できるものを持ち合わせていなかったのだ。
しかし、今回地元メディアにも大きく取り上げられ、社会的支援を必要とする人を手助けしたいというコミュニティーの力により、フィルさんがその二つを取得できるよう行政が動いているという。
彼のように身なりや身分証明書の不備で仕事に就けないホームレスも多いはず。今回のように警察官やコミュニティーなど、みんなのあたたかい支援の輪が広がれば、社会的弱者はもっともっと少なくなることだろう。
参照元:Facebook