【ユーモア抗議】FBによる絵画不適切判定に抗議し、ベルギーの美術館がSNSをやっている客を強制退去させる試み

アート

裸婦の絵画がFacebookから強制的に削除されるのを受け・・・

2017年、Facebookはガイドラインを改訂し、暴力的・性的コンテンツを自動判定し削除する方針を固めた。

それに伴い、世界中の美術館では、フェイスブックに投稿したヌードの絵画・彫刻作品が不適切なコンテンツと判定され、削除されるという問題が起きている。

ベルギー観光局はかねてから異を唱えていたが、通常の投稿は問題なく画像を貼れる様になったものの、Facebook広告ではまだ削除される状況が続いている。先日、このルールへの抗議の意図を込めたユーモアあふれる動画を公開した。

その内容というのが、ヌードが描かれている作品の前から、SNSをやっている人を強制的に退去させるというもの。なお、この動画の撮影用に特別に行われた企画だという。

早速ご覧いただこう!

16世紀のルーベンスの作品 VS 21世紀のソーシャルメディアの規則」と名付けられたこの動画は、ピーテル・パウル・ルーベンスの絵画を展示する「ルーベンスの家」で撮影されたもの。

ルーベンスの作品には”三美神”をはじめとした多くのヌード絵画があり、これまでに何度もFacebookから削除の標的にされてきた。

動画内では、「fbi」と書かれた警備員のような人たちが現れる。”F”ace”b”ookと”FBI”をかけたものだろうか?

彼らはヌードの絵画を見ている訪問者らに「SNSのアカウントは持っていますか?」と聞いてまわっており、「はい」と答えた人には、目隠しをして「あなたをヌード絵画から守るためです」といって、絵画からひきはがそうとする。

一方、「いいえ」と答えた人には「ありがとうございます。」とスルー。

突然の退場で苦笑いする人はもちろん、怪訝な顔をする人が数多く画面に映る。中には、苛立った顔で入館ガイドを読み返す人なども。

この動画は、過剰な検閲は素晴らしい芸術に触れる機会を奪っているという意味を物語っている。

ユーモアを交えて皮肉り注目されることで、様々な議論をよぶことだろう。Facebook側は、このルールの正当性をもう一度考え直してもらいたいものである。

 

参照元:Youtube

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