死ぬまで貫けメタル愛
我々のイメージだと、お年寄りは手芸や絵画、散歩など・・・体力の衰えからか、穏やかな趣味を楽しむ人々であると考えてしまいがちだ。だが、今回取り上げるおじいちゃん達は、まだまだ刺激的な趣味への愛を貫き続けていた。
先日8月3日、ドイツ北部の街ヴァッケンにある高齢者福祉施設で、入居している男性2名が行方不明になる事件が起きた。
通報を受け、警察が捜索をしたところ・・・なんとお二方は、近隣で開催されていたメタル・ミュージックフェスの会場に向かうところを発見されたのである!!
2人が発見されたフェスというのは、世界最大のメタル・フェス「ヴァッケン・オープン・エア」。
このイベントは毎年選りすぐりのアーティストが呼び寄せられ、世界中からメタル野郎が大集結する音楽フェスである。
この最大級フェスが施設の近くで行われていたわけだから、今回脱走したお年寄り2人もヘヴィメタ魂が疼いて仕方なかったのだろう。こうして脱走後、ご老体でありながら深夜3時に発見されたというので驚きである。
その後、タクシーやパトカーでホームに帰ったというが、お2人は気乗りしていなかった模様。そりゃあ盛り上がっていたのに、「帰って寝ましょう」なんて嫌だろう・・・。
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おふたりはさぞかし楽しい思いをしただろうが、保護責任のある施設のスタッフさんからしたらかなりヒヤヒヤに違いない。とはいえ、無事にお2人が元気な姿で見つかり何よりであった。
来年からは無断ではなく、ヘヴィメタ健康法でも提案していただき、スタッフさんと共に行ってほしいものである。ほら、メタラーの間では「ヘヴィメタルは・・・まだガンには効かないが、そのうち効くようになる」とか言われてるし・・・。(効くわけないけど)