下水も安心できれいな水になる!
日本中の、いや世界中の酒飲みが愛してやまないビール。ビールを飲むときに作り方を考える人は多くはないだろうが、これからはどのように作られたかを意識した方がいいかもしれない…
なんと、スウェーデンで下水から作られたビールが誕生したのである!!!
何回ものろ過・処理
下水から作られたビールって、そんなもん飲めるわけないだろ!!!という読者もいるかもしれないが、もちろん下水を綺麗な水に処理してから作られている。
この「下水ビール」は、ピュレスト(PU:REST)という商品名。発明した企業・団体によると、下水に複数のろ過と処理を施して、「飲用水道水と同じくらいきれいな水」に変わる模様。そこまでしたらもはや下水じゃなく、安心だな!
しかし、どうしてわざわざ下水からビールを作ることを考えたのだろうか。
実は、将来的に水が利用できなくなる水不足の問題が、世界で叫ばれている。そこで、下水も処理すれば安心できれいな水になる、ということを証明しようとしたのである。確かにそう言われると納得だ。
取り組みは面白いものの、問題はお味。だが心配ご無用。味も十分美味しく、一般販売されたのは7月なのに、もうすでに残りは少ないという。すごいな!!!
この取り組みは世界的にも注目を浴びており、数多くの環境会議で紹介される模様。もしかしたら日本にもいつか入ってくるかもしれない。手に取る機会があれば、是非一度飲んでみたいものだな!