台風一過。大阪市内の被害状況は・・・?
「今年最強レベル」と言われ、警戒されていた台風21号。
四国、近畿地方から上陸し、各地に被害をもたらした。
テレビなどでは、関西空港の被害や、西宮市の車両火災、和歌山の高波の被害など恐ろしい映像が流れた。
ツイッターなどのSNSでは、沢山の人が周辺の被害状況をアップしていた。中には、信じられないような動画もある。
edamame.編集部のある大阪市内の様子はどうだろうか?周辺地域を一回りしてきた。
ビルの足場が崩壊
まずはテレビでも放送されたビルの足場崩落現場。
肥後橋駅付近のビルだが、写真右の方にまだぐらついた足場が残っていて危険だ。
裏側もガラスが割れていて、下では破片の撤去作業をしていた。
ビルの前の道路は片側が通行止めだ。
回転した信号機
道路の信号機が風の影響で、回転してしまった。
歩行者用の信号機が180度回転して裏側が見える。
これは、自動車用の信号が、90度回転したもの。本来は、赤黄青のランプがこちらを向いている。
信号機の回転は、いたるところで確認されているようだ。特に90度回転した時、赤であるべき方角に青が点灯している状況になってしまう場合があり、非常に危険だ。
大木が倒れまくる公園
大阪市内に靭(うつぼ)公園という市民に親しまれた公園がある。ビジネス街にも近く、春には花見客で賑う場所だ。
公園北側から入ろうとしたが、木の枝葉で入り口が塞がってしまっていた。
公園の東側に周り、入ってみた。
ゴミと枝葉が散乱している。
枝葉がたくさん落ちている。
何年も放置された場所のようだ。
無残だ。私たちの靭公園が・・・。
西の方に進むと、こんな大木が根こそぎ倒れていた。
そして根こそぎ倒れている木は、これだけではなかった!
大木が・・・!
根こそぎ倒れている。風の強さを物語っている。いったいどんな音をたてながら倒れたのであろうか?
そして、梶井基次郎の小説『檸檬』の一節が刻まれた石碑も、枝葉に埋もれていた。
慣れ親しんだ場所が、一瞬にして様変わりしてしまうのは、ショックが大きい。
その他、街中の様子
ゴミが散乱するコインパーキング。骨の出たビニール傘は非常に危険だ。
川を流れる大きな何か。引き揚げ作業は行われるのか?
金属製の物体。こういうのが飛んできたらひとたまりもない。
このように、周辺をちょっと歩くだけで台風の爪痕を確認できた。公園は、枝が落ちかかっていたりするので、小さい子供などは、しばらく近づかない方がいいだろう。
大阪は、台風の被害がいつも少ないだけに、今回被害を受けた場所を教訓に、今後の台風に備えていきたいものだ。
撮影:edamame.編集部