悪魔に取りつかれた女、民家に押し入る
みなさんは、映画などで”エクソシズム”という言葉を聞いたことはあるだろうか。
キリスト教で行われる”悪魔祓い“のことを指すのだが、先日、悪魔に取りつかれたとして悪魔祓いを受けたがっている女がとんでもない事件を起こした。
8月31日、カリフォルニア州トゥーレアリ郡の保安官事務所が、地元に住む56歳の女を強盗と暴行、恐喝の疑いで逮捕した。
しかもその犯行動機というのが・・・メキシコに悪魔祓いを受けに行くためだったというのである。
逮捕されたのは、バルサ・オケージョ(56)。
トゥーレアリ保安官事務所のフェイスブック投稿によると、午後5時に通報があり保安官が駆けつけたところ、70歳の男性にオケージョ容疑者が暴行しているところを発見。逃走しようとしたというが、現行犯逮捕したという。
その後の調べで、彼女は被害男性の家の窓を叩き割り「私は悪魔にとりつかれている!メキシコに悪魔祓いを受けに行くから、5,000ドル(約55万円)をだせ!!」と要求してきたと話している。
男性がこの要求を拒むと、オケージョ容疑者は激高して暴れはじめた。なんと、手で男性がつけていた人工肛門用の袋を引きちぎり、金属で繰り返し殴ってきたのである。
人工肛門とは、消化器の疾患などで排便が出来なくなった人のお腹に、排せつのために作られた穴のこと。保有者であるオストメイトと呼ばれる人は、便を一時的に入れるため、穴の部分に専用の小袋をつけて生活する。
男性は幸いにも命に別状はなかったというが、さぞかし恐ろしい思いをしたことだろう。
担当した保安官は、容疑者はドラッグ中毒か精神に異常があると見ているが、まだ断定できないという。
また、被害者の男性とオケージョ容疑者の関係性についても未だ明らかになっていないというが、過去にも男性は彼女に殺されかけたことがあるとのこと。
オケージョ容疑者は9月第2週に収監され、保釈金6万ドル(668万円)の支払いが命じられたという。
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“悪魔に取りつかれている”という犯行動機に納得がいくほどの凶暴さだ。だが、身体的にハンデをもつ人に対して暴行するだなんて、許しがたい女である。
参照元:Miami herald、Facebook