相手のバイクのブレーキを!?
9月9日、恒例のバイク選手権『MotoGP』がイタリアで開催された。
そのなかで、サンマリノGPの決勝戦の模様が話題になっている。
FIM MotoGP Stewards ?
Black flag Romano Fenati for irresponsible riding ?#Moto2 #SanMarinoGP pic.twitter.com/sTqv6nhZer
— MotoGP™??? (@MotoGP) 2018年9月9日
なんと、ある選手がレース中に他選手のバイクのブレーキに手をかけ、走行を妨害しようとしたのだ!
歴史あるレースの決勝戦で、まさかこんな危険行為がおこなわれるとはにわかに信じがたい。
失格⇒2試合参加禁止⇒所属チーム解雇
ブレーキに手をかけたのはロマーノ・フェナティ選手(22)。
今回のレース途中にステファノ・マンジ選手と接触し、互いにコースアウトになってしまったようだ。2選手ともに再スタートを切り、レースを再開したのだが、上位が狙えないことに苛立ちを隠せなかったのか、こともあろうにマンジ選手のブレーキに手をかけたのである。
当然、即座にブラックフラッグが上がり、フェナティ選手は失格となった。
Fenati penalty: Italian suspended from two Grands Prix
The #Moto2 rider will not take part at Aragon or Buriram following Misano incident, Manzi also penalised #MotoGP | #SanMarinoGP ? https://t.co/DccVImFKfz pic.twitter.com/1XLAvaNj0y
— MotoGP™??? (@MotoGP) 2018年9月9日
事態を重くみた大会運営側は、フェナティ選手の2試合参加禁止処分を下し、所属するマリネッリ・スナイパーズ・チームは彼の解雇を発表した。
実は、2016年にもフェナティ選手は危険行為を犯してペナルティ処分を受けていたという。感情をコントロールできず、他選手の命を危険にさらすような無責任な行為を再三見逃すことはできるはずもなく、今回の解雇処分は妥当だったといえるだろう。